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「ブタがいた教室 」をお勧めします。

結構良かったです。

画像:butagaitaad.jpg説明
子供たちに、食の問題、そして人間の食物となる動物のいのちの問題について、より身近に深く考えてもらおうと、まだ若い熱血新米教師が、小学6年生の生徒たちと始めた実験的授業。けれども1年間かけて苦労して育てたブタを、いざ自分たちで食べることに抵抗を覚える生徒たちも多く、最終的に食べる・食べないをめぐって、クラスの意見は二分。そんな生徒1人1人が真剣な表情で議論を戦わせる様子を、ドキュメンタリー・タッチでいきいきと描き、観る人それぞれにも多くのことを考えさせる、異色の教育ドラマだ。

 4月。6年2組の担任となった熱血新米教師の星先生(妻夫木聡)は、食といのちの大切さを子供たちに体験学習させるべく、ある実験的な授業を発案。それは、最終的にみんなで食べることを目的に、クラスの生徒たちに1頭の子ブタを飼育させるというもの。クラスの26人の生徒たちは早速、子ブタを“Pちゃん”と名づけて日々熱心にその世話を焼くようになる。次第に卒業式が近づくなか、“Pちゃん”の処遇をめぐって生徒たちの意見は二分し…。



1990年に大阪の小学校で実際に行われ賛否両論を巻き起こした授業を映画化した作品でした、食育といのちの大切さをテーマに“子ブタを自分たちで飼育し自分たちで食べる”という、実験的な実践授業に挑んだ新任教師の星先生と26人の生徒たちの1年間を見つめて、最終的にブタの処遇を巡ってクラスを二分しての白熱の議論を戦わせるさまをドキュメンタリー・タッチで綴っていました。

4月、6年2組の担任となった熱血新米教師の妻夫木聡演じる星先生はある大胆な授業を計画、生徒たちに生きているものを食べるということに真剣に向き合ってもらおうと最終的に自分たちで食べることを目的に、1年間クラスでブタを飼育してみようというもの。
星先生の熱意が伝わり校長から学校でブタを飼う許可も無事取り付け、星先生と26人の生徒たちによるブタの飼育が始まる、生徒たちは子ブタを“Pちゃん”と名付け一生懸命世話して可愛がるようになるのでしたが・・・。

この映画も前々からは見てみたいと思っていた作品でした、ブッキーこと妻夫木聡が熱血新米教師の星先生を熱演し、1匹のブタの“ピーちゃん”を食べる目的で飼うことで命の大切さや命を食べるという事がどういうことなのかを問いかけます。

生きていくと言うことは他者の命を奪って・殺して自分の命に代えるということですが、声高に星先生役の妻夫木聡クンが命の大切さや食べる物があることのありがたさを訴えるのではなく、静かに生徒達に問いかけて自らも1人の教師としてどうすべきか考えて、また1人の人間としてどうすべきを見ているこちらにも考えさせます。

劇中でブッキーが『食べる前に“いただきます”さえ言わない子供たちが多い』と言うシーンがありますが、確かに僕らも“いただきます”を言わなかったり忘れてしまうときがありますが、命をもらって・食らって生きているという現実を忘れてはいけませんね。

ピエール瀧もワン・シーンでしたが良かったですね、彼は『音楽辞めて俳優になれば、年収1億稼げる』と言われたくらい役者があってますよね、軍人顔だし今回の登場シーンは短いですが強烈なインパクトはありましたね、原田美枝子さん演じる校長先生や田畑○○も良かったです。

しかしブッキーはいい男・役者になりましたね、お勧めします。