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「最後の初恋」をお勧めします。

「最後の初恋」をお勧めします。

画像:saigonohatsukoiazj.jpg説明
「きみに読む物語」などで知られるベストセラー作家ニコラス・スパークスの同名小説を映画化。「HACHI 約束の犬」も話題のリチャード・ギアが、ダイアン・レインと「運命の女」以来の豪華共演を果たした。申し分ない結婚をしたはずが、夫の浮気や娘の反抗期で自らの夢も見失ったヒロインと、やはり人生に迷う高名な外科医の男。海辺の町の小さなホテルを舞台に、それぞれ事情を抱えた2人がいつしか惹かれあう姿を綴る。演技力、大人の色気ともに定評のある2人の共演だけに、切ないクライマックスへ向けてじっくりと見せるラブストーリーに仕上がっている。スコット・グレンやジェームズ・フランコ、ジェシカ・ルーカス共演。



 愛情も経済力も申し分ない夫と結婚し、幸せを手にしたはずのエイドリアン。だが時は流れ、夫は浮気で家を出て行き、思春期の娘は反抗期でろくに口をきこうともしない。そんな生活に疲れた彼女は、海辺の小さなホテルを営む友人に頼まれ、5日間だけ臨時の手伝いをすることになる。季節外れの宿に、客はたった1人、高名な外科医のフラナーだけだった。最初は無愛想に見えたフラナーだったが、実は彼もまた大きな悩みを抱えていた・・・。


「運命の女」以来の共演となるリチャード・ギアとダイアン・レイン主演で贈る大人のラブ・ストーリーでした、「きみに読む物語」のベストセラー作家ニコラス・スパークスの同名恋愛小説を映画化したもので、それぞれに悩みを抱えた中年の男女が運命的に出会い互いを共感するうちに、いつしか惹かれ合っていく恋の行方を切なくもロマンティックに描きます。

浮気で家を出ていった夫や反抗的な思春期の娘など家庭の問題に悩まされているダイアン・レイン演じるエイドリアン、彼女はある時友人のジーンのホテルを5日間だけ手伝うことになりノースカロライナの海辺の町ローダンテに。
季節外れのリゾート地に宿泊予定の客は高名な外科医のリチャード・ギア演じるポール・フラナー一人、横柄で無愛想なだが実は彼も家族の問題を抱えていた、互いの事情を知ると共に心を開き次第に想いを寄せていくエイドリアンとポール、こうして2人の関係は滞在3日目に訪れた嵐と相まって急接近しますが・・・。

リチャード・ギアとダイアン・レインが「運命の女」以来の共演を果たした大人のラブロマンスです、主婦と外科医の男と女がそれぞれ家庭に悩みを抱えた2人が運命的な恋に落ちていく様子を切なく綴ります、こうした大人のラブ・ロマンスって結末は同じようなので分かってはいても見入ってしまいました、ラストも少し違った感じで思ったよりもしっかりとつくってあるようで良かったです。


しかしダイアン・レインってどうしてこんなに魅力的なんでしょうね、もう40を過ぎていてその歳を重ねたことも昔から見ている僕らには分かっていることだというのに本当に魅力的でした、確かに若い頃のキラキラした輝きはあまり無くなりましたが気高い気品のようなものが漂って本当に魅力的ですね。

そして“いい演技をしても滅多に誉められない俳優”リチャード・ギアも良かったですね〜、これがダイアン・レインと三本目の競演作になるのかな?誰とコンビを組んでも上手いですがダイアンとのコンビも素晴らしかったです、白髪混じりのあの風貌もロマンス・グレイが素敵な大人の魅力タップリでした。

ダイアン・レイン演じるエイドリアンは若い女に走った旦那と別居して愛する子供アマンダとダニーには真相は内緒にしてあげています、しかし旦那はその女とまた別れて戻りたい・やり直したいと子ども達をダシにしてエイドリアンに話します、かたやポールも自分のミスだけではないのに患者を死なせてしまいジェームズ・フランコ演じる息子のマークは、それがもとでグアテマラへ半ばボランティアで行ってしまいそこでまたちょっとしたドラマが待っています。

スコット・グレンが手術の麻酔がもとで亡くなった奥さんの旦那のトーレルソンを熱演してましたが、やっぱり少し歳を取ったかなといった印象を受けましたが相変わらず渋くて格好良かったです、ジェームズ・フランコ演じるマークがエイドリアンに会いに来たとき“嘘だろ”と思ってしまいましたが、そこからのストーリーも無理が無くてこちらが納得出来るものでした。

娘アマンダの成長ぶりもわかったしラストも納得行くものでした、ラストはちょっと切なかったですが“バンカー”の海辺のシーンとダイアン・レインの表情は素晴らしかったです、お勧めします。