 | ポルトガルのノーベル文学賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説「白の闇」を、「シティ・オブ・ゴッド」のブラジル人監督フェルナンド・メイレレスが鮮烈なタッチで映画化。ハリウッドの実力派女優ジュリアン・ムーアをはじめ、メキシコ出身の人気美男スター、「バベル」のガエル・ガルシア・ベルナル、日本の伊勢谷友介、木村佳乃ら、国際色豊かなスタッフ・キャストが一堂に集結。グローバリズム時代の今日にふさわしい、戦慄的でショッキングな寓話大作に仕上がった。
ある日、車を運転中の日本人の男性が不意に視力を失って交差点で立ち往生。それをきっかけに、原因不明のまま、突然失明してしまう患者が世界各地で続出。失明は感染症らしく、その感染者の蔓延を防ぐため、政府は失明した患者たちを隔離施設に強制収容する緊急措置を発動。最初の患者を診察した後、自身も失明した医師も施設に送られ、彼の妻は失明を装って彼に同行。そこで彼女は想像を絶する惨状を目の当たりにすることに……。
「ナイロビの蜂」のフェルナンド・メイレレス監督が、ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説『白の闇』を国際色豊かなキャスト陣で描いたパニック・サスペンスです、ある日突然失明する謎の病気が感染症のように世界中に蔓延していく中、隔離施設に閉じ込められた発症者たちが極限状況で露わにしていく様々な人間の本性を寓話的に描き出します。
車を運転していた日本人の男が突然視力を失い目の前が真っ白になるが医者によれば眼球に異常はなく原因は不明、その後同様の患者が各地で続出し混乱が広がっていく。 感染症の疑いが濃厚となり政府は緊急隔離政策を発動して発症者を片っ端からかつて精神病院だった隔離病棟へと強制収容していく、最初の患者を診たマーク・ラファロ演じる医者もやはり失明し隔離病棟送りとなるが、ジュリアン・ムーア演じる医者の妻は自分も失明したフリをして夫に付き添う。 彼女だけはなぜか失明を免れてただ一人目が見えていながら隔離病棟内に入り込んだ医者の妻は、やがて想像を絶する惨状を目の当たりにするのだが・・・。 謎の奇病の発生により突然失明してしまう人々が世界中で続出する極限状況の中、命がけのサバイバルが繰り広げられるパニック・サスペンス巨編でした、世界の豪華キャストが競演していて主演はジュリアン・ムーアでマーク・ラファロ、日本からも伊勢谷友介と木村佳乃が参加して更にガエル・ガルシア・ベルナルにダニー・グローヴァーなど本当に国際的でした。
目が突然見えなくなるという不思議で得体の知れない感染症のようなものに感染し、世間から隔離されて差別的で不衛生な施設に強制的に入れられた感染者たち、マーク・ラファロ演じる失明した医師の妻ジュリアン・ムーアは唯一人目が見える女性でありながら一緒に隔離されることに、しかし一向に改善されない隔離施設の環境と罪人のように扱われる妻や医師たちは肉体的にも精神的にも次第に追い込まれて行きます。
ガエル・ガルシア・ベルナル演じる第3病室の“キング”がピストルを持っていて、盲人を引き連れてルールを勝手につくり好き勝手に食料を管理し始めたことから問題は動いていきます、唯一人“見える”妻のジュリアン・ムーアはある行動に出てそれがこの均衡を破ることになりますが果たして・・・。
この話と展開を知った時もっとホラー映画っぽい作品だと思ってましたが、内容的にはずっと思ったよりもしっかりとしたサスペンス・ミステリーといった感じでしたね、彼女だけが何故見えるのか気になってましたがその謎と皆や世界はどうなっていくのか、お勧めします。
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