 | 「月世界旅行」で宇宙、「海底二万里」で深海を舞台にしたSF小説の祖ジュール・ヴェルヌ。その彼が、残る未知の世界・地底を題材にした「地底旅行」をモチーフにする冒険スペクタクル。同原作は東京ディズニー・シーの人気アトラクションの基にもなっており、そちらで知った人も多いだろう。この映画では、ヴェルヌの「地底旅行」が実は本当の発見を描いたものだった、という設定で、地球の中心への旅が展開する。主演は「ハムナプトラ」シリーズのブレンダン・フレイザー。地底に広がるマグマの海や恐竜の襲撃、食人植物など目を見張るスリルが連続!
大学教授トレバーは、夏休みに甥のショーンを預かることになった。10年前に姿を消した兄マックスの息子ショーンは、父の形見の小説「地底旅行」を愛読していた。あるとき、トレバーはその本の中に、同じ地質学者だったマックスのメモが残されていることに気づく。マックスは何かを見つけていたのだ。メモを解読したトレバーとショーンは山岳ガイドのハンナを雇い、地球の中心への入口があると記されたアイスランドの山へと向かう・・・。
冒険SF小説の巨匠ジュール・ヴェルヌによる『地底旅行』の世界を、最新の3D技術を駆使して映画化したアクション・アドベンチャーです、地底奥深くの未知なる世界を発見したことから繰り広げられる冒険とサバイバルを迫力の映像で描き出しました。 監督はこれまで多くの作品で特殊効果を務め、この『センター・オブ・ジ・アース』で劇場映画初監督となるエリック・ブレヴィグ。
地質構造学の科学者で大学教授のブレンダン・フレイザー演じるトレバーは、10年前に行方不明となった兄ジャン・ミシェル・パレ演じるマックスの遺志を継ぎ地球内部に関する研究を行っていた。 兄の13歳になる息子ジョシュ・ハッチャーソン演じるショーンを預かることになったトレバーは、マックスの愛読書でショーンの推薦書『地底旅行』の中にマックスが書き記したメモを発見、それがマックス失踪と関連があると考えたトレバーはショーンと共にアイスランドへ。 そして現地の美人山岳ガイドのアニタ・ブリエム演じるハンナを案内人に、ヴェルヌの地底旅行』で“地球の中心へとつながる入口がある”と書かれているスネフェルス山へ向かうのだが・・・。
テレビでもやっていますが2008年は“立体映画元年”とか“3D元年”と呼ばれているそうです、実際にアメリカでは3Dの映像を使った映画を上映するための映画館がつくられたり、NHKのメメタンの番組『サイエンスZERO』でもやっていましたが最近3D映画が増えてきました。
“立体映像”というのは昔からありましたが去年の2008年あたりからアメリカで大量に製作されはじめました、映画館での盗撮や海賊版作成を防ぐために“3D”にすればいいということらしいです、昔と同じようにメガネ(昔みたいにセロファンで出来ているようなものとは違って、シッカリした出来のもの)をかけてスクリーンを見ますが、ジェームズ・キャメロ監督が開発した最新鋭の立体デジタル撮影装置“フュージョン・カメラ・システム”を駆使して作られたものらしいので突び出し方は普通ではないそうです、僕は勿論3D映像で見たわけでは無いのでちょっと残念でしたが。
『ハムナプトラ シリーズ』などですっかりアクション・スターとなったブレンダン・フレイザーが主演、甥っ子ショーン役に「ザスーラ」などのジョシュ・ハッチャーソンやハンナ役にアニタ・ブリエム共演でした、アニタ・ブリエム演じるハンナも透明感のある美人でいかにもヨーロッパの美人で素敵でした。
家の中でも人物とインテリアが立体的に見えるらしいですが光る鳥が飛んで目の前に来たりする映像や、光るタンポポの綿毛が風に吹かれて舞うところなどファンタジーに富んでいて平面でも素晴らしかった、大きめのピラニアみたいな猛魚が筏の上にいる登場人物に食い付こうとして飛びかかってきたり、そのピラニアを餌にしている水棲恐竜が海から飛び出してきたりするところはさすがに迫力満点でした。
トロッコでの坑内のアドベンチャーがあったり素晴らしいダイヤモンドやエメラルドやルビーの映像があったり、『世界の内側の世界』の美しさやTレックスみたいな大恐竜が口からヨダレを流しそれが顔にかかるみたいなシーンも、3D映像で見られたら迫力ありましたでしょうしかなりリアルだったり立体になるのは大変面白かったです、ストーリーはがその分もう少しでしたでしたが十分楽しめる映画になっていました。
ジュール・ヴェルヌの“地底旅行”を基にしていますがそれをそのまま原作にしたのではありません、おすぎさんはブレンダン・フレイザーが主演だから嫌いみたいだし批評家の意見も辛口、でもそれなりに面白かったし映像は立体で見られたらもっと素晴らしかったです、お勧めします。
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