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「かけひきは、恋のはじまり」をお勧めします。

ラブ・コメらしい、いいラブ・コメでした。

画像:kakehikiwakoino36.jpg説明
監督やプロデューサーとしても幅広く活躍しているおなじみのトップスター、ジョージ・クルーニー。監督として「コンフェッション」「グッドナイト&グッドラック」と硬派な題材の力作を放ってきたが、今回は一転して軽妙洒脱なロマンチック・コメディに初挑戦し、共演相手のレニー・ゼルウィガーと丁々発止の愉快な恋のかけひきを披露。往年のハリウッドの恋愛映画をほうふつとさせる、粋でエレガントな大人の味わいのラブ・ストーリーに仕立て上げた。


 1925年、アメフトのあるプロチームのキャプテンとして日々奮闘しているドッジ(ジョージ・クルーニー)。だが、創設まもないアメフトのプロリーグはまだ全然人気がなく、どのチームも赤字で厳しい状態。そこでドッジは、プロよりも人気が高い大学フットボールの花形選手カーター(ジョン・クラシンスキー)をチームの新メンバーにスカウトする。第1次世界大戦での戦場の英雄として名高いカーターだったが、その裏に何かあるとにらんだ女性敏腕記者のレクシー(レニー・ゼルウィガー)が取材に訪れて…。


ジョージ・クルーニーが自らの監督作で初の主演を務めたロマンティック・コメディです、1920年代のアメリカン・フットボール界を舞台にチームの繁栄へ奮闘するベテラン選手と、男勝りな敏腕女性記者との三角関係が絡んだ恋の行方を痛快かつクラシカルなタッチで描いていました。

1925年のアメリカ。アメフトのプロチーム“ダルース・ブルドッグス”のキャプテンのジョージ・クルーニー演じるドッジ、創設間もないアメフトのプロリーグは集客に苦しみドッジのチームも存続の危機に。
そこでドッジはチームの窮地を救うためプロより人気が高いカレッジ・フットボールの花形選手、ジョン・クラシンスキー演じるカーターを勧誘する。
カーターは第一次大戦でのヨーロッパ従軍時にたった1人でドイツ軍小隊を降伏させたという武勇伝を持っていた、やがてカーターのいるシカゴに到着したドッジはスター選手の密着取材に来たという、野心的な敏腕女性記者レニー・ゼルウィガー演じるレクシーと出会い彼女の魅力に惹かれていく。
だがレクシーにはカーターの武勇伝はウソだとのタレコミをもとに、その真相をスクープするという本当の目的があったのだった・・・。

1920年代、アメフトを愛する男と特ダネを狙う女性記者の2人の恋のかけひきを、俳優ジョージ・クルーニーが監督もしてレニー・ゼルウィガーと共演したロマンチック・コメディでした、雰囲気的には昔レニーがユアン・マクレガーと組んだ映画『恋は邪魔者』と似ていましたかね、しかしジョージは相変わらずカッコ良かったしレニーもこういった“プチ・キャリア・ウーマン”というかラブコメの主役が上手いです。

創設間もない頃のプロ・アメリカン・フットボールはカレッジ・アメリカン・フットボールよりも人気が無かった事も分かって勉強になりましたし、ジョージ・クルーニー演じるドッジは解散してしまったチームの為に人気選手ジョン・クラシンスキー演じるカーターに近付き、女性花形記者のレニー・ゼルウィガー演じるレクシーはカーターの嘘を暴こうと彼に近付きます、しかしカーターは飾らない素晴らしい人柄で“英雄談”の嘘もあっさりとレクシーに話して事態は予期せぬ方へ・・・。

カーター役のジョン・クラシンスキーも飾らない“英雄”役が実に良かったですね、英雄談の話の真相を隠さずレクシーに話して自分のためというよりも仲間のためにウソを守ります、果たして3人の微妙な三角関係はどうなるのか気になりますが思ったよりも楽しくて面白いラブ・コメディで、アメリカで予想よりもヒットしなかったので心配しましたが全く心配いらないデキでした。

ジョナサン・プライスが何役で出ているのかと思ったらカーターのマネージャー役でやり手のエージェントのフレージャー役、やっぱりアメリカはアメフトの本場だしいつも僕が言っているように楽しいアメフト映画をつくるのが上手いです、予想以上の面白さで大満足の一本となりました、お勧めします。