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「落下の王国」をお勧めします。

「落下の王国」をお勧めします。

画像:rakkanooukohurakkanooukohu.jpg説明
音楽ビデオやCMの世界でセンスを高く評価され、ジェニファー・ロペス主演の「ザ・セル」で映画監督デビュー。奇抜で大胆なイメージの数々が注目を集めた鬼才、ターセム監督の第2作。ある男性が語るおとぎ話の中、現実を軽やかに飛び越えた壮大なファンタジーが展開。インド、フィジー、バリ、ナミビアなど世界20か国以上の美しいロケ、「ザ・セル」にも参加した石岡瑛子の衣装など、東洋・中東・西洋が混ざった空前絶後の世界は息を飲む美しさだ。2監督、デヴィッド・フィンチャーとスパイク・ジョーンズが提供としてクレジット。



昔むかし、ロサンゼルス。オレンジを収穫中、木から落ちて腕を骨折した5歳の少女アレクサンドリアは、撮影中の事故のせいで同じ病院に入院しているスタントマン、ロイの部屋に通い、彼からおとぎ話を聞くように。それは悪い総督によって遠くに追放された英雄たちが復讐のため旅に出発する物語。話に夢中になるが、毎日少しずつしか話してくれないロイに思わずいらいらするアレクサンドリア。ロイはそんな彼女にある頼み事を……。


「ザ・セル」の鬼才・ターセム監督が世界26ヵ国以上でロケを敢行して撮り上げた、絢爛豪華な愛と感動の映像叙事詩で事故で下半身不随となり自暴自棄になったスタントマンと、骨折で入院中の一人の少女の心の交流を軸にスタントマンが少女に思いつくままに語るおとぎ話を、エキゾティックかつイマジネーション溢れる映像美で描き出しました。

1915年のハリウッド。撮影中の事故で病院で横たわるスタントマンのリー・ペイス演じるロイ、身体が動かず自暴自棄となり自殺願望にとらわれていた。
同じ病院に入院中のカティンカ・ウンタルー演じるアレクサンドリアはオレンジの樹から落下して腕を骨折した5歳の少女、じっとしていられず敷地内を歩き回っていてロイの病室へと辿り着く。
ロイはアレクサンドリアを呼び寄せると思いつきの冒険譚を語って聞かせる、ロイの語るめくるめく物語にすっかり引き込まれていくアレクサンドリアだったが・・・。

重傷を負った男性が純真な少女に語り出す不思議なおとぎ話の数々を、「ザ・セル」の鬼才ターセム監督が世界24ヶ国以上でロケを敢行し構想26年で撮影期間4年、13もの世界遺産で撮影された鮮烈な映像美が話題のファンタジーでしたが前回の『ザ・セル』は映像は素晴らしかったけど内容がイマイチ、でも今回は映像の美しさだけでなくお話もまぁまぁ面白かったですし。

ターセム監督といえば『ザ・セル』の素晴らしくて独特の映像美が印象的な監督でしたよね、ペプシやリーバイスにナイキなどのCM監督やミュージック・ビデオを手掛けてきた人で、映像は素晴らしかったですが内容はもうちょっとだった『ザ・セル』も妙に映像は印象に残る作品でした、衣装をオスカー・デザイナーの石岡瑛子さんが担当していて『スター・ウォーズ エピソード シリーズ』のクイーン・アミダラのような美しい衣装も印象的でした。

今回もオープニングから素晴らしい映像美でしたが特に”象”が海を泳ぐシーンは素晴らしかったです、スタントで大怪我をしてベッドから動けないでふさいでいるリー・ペレス演じるロイが、退屈しのぎの意味も含めてカティンカ・ウンタルー演じるアレクサンドリアに数々のお伽噺を聞かせます、彼の語るお伽話のお話もまぁまぁでしたがそのビジュアルは一見の価値があります。

とにかくアレクサンドリア役のカティンカ・ウンタルーが可愛らしかったです、看護師でシスターでお姫様“エヴリン姫”のジャスティン・ワデルも綺麗でした、アレクサンドリアがオジサンに教えてもらったおまじない“グーグリ・グーグリ”も可愛かったです。

今回は映像だけではありませんでしたがやっぱり素晴らしい映像美、お話も楽しかったです、お勧めします。