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「ホートン ふしぎな世界のダレダーレ」をお勧めします。

うん、これは予想以上に面白かった!!

画像:Horton31.jpg説明
「グリンチ」などで知られる児童文学界の巨匠、ドクター・スースの絵本「ぞうのホートンひとだすけ」をCGアニメ化し、全世界でおよそ2億5000万ドルという興行収入を上げたメガヒット作です。
あるときほこりの中に極小の国ダレダーレがあることを知ったゾウのホートンが、その危機を救おう奮闘するんですが、仲間たちがダレダーレの存在を信じてくれません。一方ダレダーレ人も世界の外にある危機に気づかないという状況で、互いに見ることができないまま信頼し合うホートンとダレダーレ市長の交流がとても感動的だったりします、家族でもそうじゃなくても是非観て欲しい良心的作品に仕上がっていました。


ジャングルの国、ジャングルヌールに暮らすゾウのホートン(声・ジム・キャリー)。あるとき、彼は耳元で小さな声を聞き、クローバーに付いたほこりの中に、目に見えないほど小さな国、ダレダーレがあることを知る。だが、仲間たちは誰も彼の話を信じようとせず、それどころか横暴なカンガルー(声・キャロル・バーネット)はホートンを危険人物扱いしてしまう。クローバーを安全な場所に運ぶとダレダーレの市長(声・スティーヴ・カレル)に約束したホートンは、妨害を受けながらも冒険の旅に出るのだが……。


「グリンチ」や「ハットしてキャット」の原作者としても知られる絵本作家Dr.スースが、1954年に出版した世界的ベストセラーを映画化したファンタジー・アニメでした、心優しい一頭のゾウが突風によって空中へ飛ばされたホコリの中にある、小さな国の人々を救おうと奮闘する姿をハートウォーミングに描きます。

陽気で明るいダレダーレたちが暮らす平和なダレダーレの国はホコリと見紛うほど小さな国、しかし突然の大風によって空中に放り出されそのまま風に流されてしまう。
するとジャングルに住むゾウのホートン(声・ジム・キャリー)がホコリの上から彼らの助けを感じる、ホートンはそのホコリをクローバーの花で受け止め仲間たちからバカにされるのも構わずにホコリに話し掛ける、その声はダレダーレの国の配水管を通して市長の耳に届き互いに事態を把握。
そしてホートンは彼らに最適な永住の地を探す旅へ出発、しかしその先には様々な障害が待ち受けていた・・・。

ドクター・スースの名作絵本を映画化したCGアニメでアメリカ本国でも大ヒットした作品です、ジャングルに暮らす心優しいゾウのホートンが目に見えないほど小さな国のダレダーレを救おうと立ち上がるお話しです、原作はかなり有名な児童文学の小説らしく良くできたお話しだと思わせてくれました、最近の流行りらしく声優陣も豪華で主人公の声をジム・キャリーが務め他にもスティーヴ・カレル、アイラ・フィッシャーやセス・ローゲンにジェイミー・プレスリーなどが当たってました。

『メン・イン・ブラック』などでもこういった事は取り上げられたりしていましたが、こういう“小さな世界と大きな世界”を描いた作品はこれまでもありましたが、これほど“大きな世界と小さな世界”にこだわって作られた面白い作品は初めてじゃないですかね?

ダレダーレの市長マクドッド夫妻には96人もの娘がいるというのも面白かったし、伝統で跡継ぎの唯一の息子ジョージョとの関係やそれぞれが抱える問題、そしてホートンやジャングルの仲間達がとても個性豊かで凄くそれが面白かったです、ダレダーレ国とホートンのいる世界がつながっていて云々といった設定がこんなに面白い映画になるとは嬉しい驚きでした。

ホートンはカンガルーのイヤミな知ったかぶり女のカンガルーや仲間にバカにされながらも、必死でクローバーの花の上のホコリの中にある小さな世界『ダレダーレ』を守る姿が健気で面白かった、カンガルーはコンドルのブラドにホートンのクローバーを潰すように頼みますが、ブラドも猿のウィッカーシャム兄弟もなんか抜けてて面白かったです。

ブラドにヌール山の麓のクローバー畑に捨てられた“ダレダーレのホコリ”は守られますが、遂にカンガルーやジャングルの仲間達に追い詰められるホートン、皆果たしてホートンはホコリの中の小さな世界“ダレダーレ”を守りイイ場所、ヌール山のてっぺんの洞窟の中にひっそりと咲くひまわりの所まで運ぶことが出来るのでしょうか?

カンガルーの息子のルーディやダレダーレ国の市長マクドッドの唯一の息子ジョージョの活躍、 ウサギのクッキーの美味しい方のブラドも楽しかったです、正直こんなに楽しめる作品だとは思わなかったです、お勧めします。

素晴らしい映画でした、お勧めします。