 | 2本の続編を生んだJ・ホラーの大ヒット作「着信アリ」を米国でリメイクされました、ビデオテープを通じて“貞子の呪い”が拡がっていく「リング」シリーズもありましたが、ビデオテープを携帯電話に置き換えたような着想が注目された日本版「着信アリ」同様、この米国版もじわじわと恐怖が拡がるのが見ものだったかな。また「着信アリ」は三池崇史監督のエキセトリックな演出が印象的でしたが、米国版はより大勢に見やすく簡単にした工夫が感じられました。出演は「プライベート・ライアン」のエドワード・バーンズにシャニン・ソサモン、アナ・クラウディア・タランコンやミーガン・グッド。デーブ・スペクターが脇役でハリウッド・デビューしたのも話題です。
女子大生ベス(シャニン・ソサモン)は、友人シェリー(ミーガン・グッド)が自宅の池で赤いキャンディを口から吐き出しながら溺死したことが大ショック。直後、ベスの別の友人レアン(アズーラ・スカイ)の携帯電話に通常と異なる着信音が鳴り、彼女自身の悲鳴のような声が録音されてあったという怪現象が。その3日後、レアンは列車に轢かれて亡くなる。ベスは自分の周囲で続く異常事件に怖くなり、警察のジャック(エドワード・バーンズ)刑事に捜査を依頼。実はジャックの妹も赤いキャンディを吐きながら怪死していた・・・。
日本で大ヒットを記録した「着信アリ」を大胆にハリウッド・リメイクしたホラーです、自身の断末魔の叫びが録音された不気味な着信を受けた者は必ず死ぬという、逃れられない恐怖の連鎖を幻想的なタッチで描きますく。
主役ではありませんでしたが大好きなアナ・クラウディア・タランコンが出演、なんとデーブ・スペクターもハリウッド初出演だそうです。
女子大生のシャニン・ソサモン演じるベスは友人ミーガン・グッド演じるシェリーやアズーラ・スカイ演じるレアンの可解な突然死で悩む、シェリーやレアンはなぜか赤いキャンディーを口から吐き出し携帯電話にいつもと違う着信音が。 そこには変な声が記録され彼女自身の悲鳴のような声が、ベスは警察へ調査を依頼するが先ごろ妹を亡くした刑事エドワード・バーンズ演じるジャックが一緒に調査へ乗り出す。 彼の妹もシェリーと同じく口元に赤いキャンディーを残したまま不審な死を、2人が真相究明を急ぐ中ついにベスの携帯電話にも不気味な着信音が鳴る・・・。
日本映画「着信アリ」をハリウッドでリメイクした話題のショッキング・ホラーでした、携帯電話で自身の断末魔の悲鳴を聞いた者が次々と謎の死をとげその怪現象はさら連鎖を続けるという日本ではお馴染みのお話しですが、少し“ハリウッド的な味付け”をしてはいますが日本生まれのJホラーを原型に近い形でリメイクしていました、“死の携帯電話が鳴る”と“口から赤いアメ玉”が出るところや“エクソシスト(悪魔払い)”などが同じでした。
僕のお気に入りのアナ・クラウディア・タランコンは主人公ベスの友達のテイラー役で登場しました、ベスはテイラーと自分の携帯の電池を抜きますがテイラーの携帯からあの着メロが流れテイラーはシェリーやレアンと同じく呪われます、テイラーの件を聞きつけ「アメリカの奇跡」のプロデューサーが彼女にお祓いの番組出演をオファーしますが、あのシーンは日本版のようにもっとしっかり時間をかけて欲しかったです。
果たしてアメリカ人にこの恐怖感が通用するのかが伝わるのかが問題ですが、『リング』や『呪怨』のヒットでハリウッドやアメリカでもJホラーが受け入れられる事が分かりましたが、やはりハリウッドは『ゾンビ』や『悪魔のいけにえ』といった“モンスター・ホラー”は作るのが上手いですが、こういった“ゴースト”などのホラー映画を作るのは上手くないですね。
映像はキレイでしたが日本独特の“湿気”が足りないのかハリウッドやアメリカに能力が無いのか、デーブ・スペクターのハリウッド・デビューがあんなもんでいいのか分かりません、オリジナル版に忠実な流れでリメイクされていましたがハリウッド特有の“味付け”が吉と出るか凶と出るか、お勧めします。
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