 | 家は公園、食事はダンボール・・・。ホームレス生活をおくるはめになった少年が、家族や周囲の人々の力を借りてたくましく生きる姿を、笑いと涙で綴る感動コメディが本から映画になりました。人気お笑いコンビ・麒麟の田村裕による同名ベストセラー自叙伝を映画化したものですが、2億あった印税も親御さんなどに使い果たして今は17万しかないそうです。ウエンツ瑛士とのユニット・WaTの小池徹平が中学生の田村少年を好演するほか、兄役にキングコングの西野亮廣、姉に池脇千鶴、さらに共演にイッセー尾形、いしだあゆみなど個性派・演技派がそろいました。
一学期を終えた中学2年生の裕(小池徹平)は、これから始まる夏休みを楽しみに帰宅した。だが、家には“差し押さえ”と書かれたテープが貼られ、鍵も開かない。研一(西野亮廣)や高校生の姉幸子(池脇千鶴)も帰宅し、何事かと相談していると、やがて父一朗(イッセー尾形)が現われ、家族の解散を宣言して行方をくらましてしまった。母京子(古手川祐子)を亡くして以来、借金が原因で親戚とも疎遠となり、頼るあてもない3兄弟。途方にくれる中、裕は兄姉に苦労をかけまいと、1人公園でホームレス生活を始めるのだが・・・。
お笑いコンビの麒麟の田村裕が著わし大ベストセラーとなった同名自叙伝を、TVドラマに続いて実写化したモノで突然我が家を差し押さえられた父親が、家族の養育放棄を宣言して蒸発してしまったことからホームレス生活を強いられた少年とその兄姉の、波瀾万丈な青春時代をコミカルかつハートフルに描いた作品です。
大阪の中学2年生小池徹平演じる田村裕は夏休みを前に帰宅すると玄関前には“差し押さえ”のテープが、突然の出来事に大学生の兄西野亮廣演じる研一や高校生の姉池脇千鶴演じる幸子と共に茫然自失、そこへ父親のイッセー尾形演じる一朗が自転車に乗って現われ“これからは各々頑張って生きてください…解散!”とだけ言い残して去る。 7年前に母親の古手川祐子演じる京子を亡くし借金が原因で親戚にも頼るアテのない田村一家、それでも裕は兄姉のもとを離れ独りで生きていこうと“マキフン公園”を住処にホームレス生活を、しかし裕は雑草やダンボールで空腹を凌ぐなどその生活は過酷を極めていく・・・。
大ベストセラー小説となった麒麟の田村の貧乏話をもとにした『ホームレス中学生』を映画化したもの、この話を最初に聞いた時に『本当かよ』と思った作品でした、確かに麒麟の田村は貧乏で大変だったという話しは聞きますがここまで大変な生活は嘘だろうと思ってましたが、なんかそれでも田村の生活は悲惨だったし残された兄研一と姉幸子に裕の大変さは伝わってきました。
イッセー尾形さんの『解散』というセリフが印象的な作品でしたが、事実でも事実じゃなくてもこんな話はゴメンだし田村の貧乏話を面白おかしく映画化していましたね、マキフン公園の名の由来が“マキフンみたいな滑り台”があるからその名が付いた公園でそこでの縄張り争い、本当にこんなところで暮らしていたのかと思う程の場所で逞しくも面白く(映画だからか)描いていました。
小池徹平が中学生役?なんて思いましたが立派に中学生役に見えたしキングコング西野もドコにでもいる大学生っぽかった、池脇千鶴チャンもいつの間にか大きくなってたけど『またこうして3人で一緒にご飯食べれる日が来るなんて・・・』のセリフは印象的、裕の友達ヨシヤのお父さんとお母さんに宇崎竜堂さんや田中裕子さんに担任の工藤先生役の黒谷友香も良かった、民政委員のいしだあゆみ演じる西村の登場で3人の生活は激変して行くことになりますが果たして?
原作を知らない僕も楽しめたし美しい兄弟姉妹愛でした、前半は小池徹平演じる裕の大変さを描いていて後半は3人兄弟の強い絆と深い兄弟愛を描いていました、結構感動出来る作品でしたね、お勧めします。
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