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「ハンティング・パーティ」をお勧めします。

あまり褒めてもらえない男、リチャード・ギア主演作です。

画像:huntingpartyyL.jpg説明
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を背景にした、社会派サスペンス・アクションで人物設定やアクション展開など、映画としてのアレンジが加えられているが大筋は米の、「エスクァイア」誌に掲載された実録記事が下敷きとなっているそうです。
主演は「HACHI 約束の犬」のリチャード・ギア、ある事件から自暴自棄となりクビにされたジャーナリストを熱演していました。共演は「ブレイブ ワン」のテレンス・ハワードに「イカとクジラ」のジェシー・アイゼンバーグ、「トロイ」のダイアン・クルーガーなど。極限状況で芽生える男たちの絆も痛快な、社会性と娯楽性を兼ね備えた1作となっていました。


一流の戦場レポーターだったサイモン(リチャード・ギア)は、サラエボ虐殺事件の中継中に我を忘れるという失態を演じ、局を解雇された。数年後、彼の元相棒のカメラマン、ダックのもとに、消息不明だったサイモンが再び姿を現わす。彼は、大虐殺の首謀者で500万ドルの懸賞金がかけられた戦犯フォックスの潜伏場所をつかんだと語り、ダック(テレンス・ハワード)に協力を求める。熱意に押され、ダックは気が進まないままスクープを狙うサイモンの賭けに手を貸すのだが……。



雑誌『Esquire』に掲載された記事を基にボスニア紛争の大物戦争犯罪人を追跡する、命知らずな3人のアメリカ人ジャーナリストの姿を描いた社会派サスペンス・アクションです、主演はリチャード・ギアにテレンス・ハワードで共演にダイアン・クルーガーにジェシー・アイゼンバーグ。

一流戦場レポーターとして活躍したリチャード・ギア演じるサイモンはボスニア紛争の生中継でキレて解雇される、そんな彼はかつての相棒の戦場カメラマンのテレンス・ハワード演じるダックの前に突然姿を現わした。
ダックに最大級のネタの“民族浄化”の名の下に行われた大虐殺の首謀者で、500万ドルの賞金が懸けられた戦争犯罪人フォックスの潜伏情報があると、サイモン、渋々同行を決意したダックは新米プロデューサーのジェシー・アイゼンバーグ演じるベンを連れて危険な旅に出るのだったが・・・。

これもお勧めを書くつもりはありませんでしあが、なかなか面白かったので簡単にお勧めしておきます、リチャード・ギアが主演で“無冠の帝王”テレンス・ハワード共演の、実話を基にしたボスニア紛争を題材にした戦争アクション・サスペンスでした。

リチャード・ギアが無鉄砲ですが腕は確かな戦場報道のジャーナリストのサイモンを演じ、テレンス・ハワードが元相棒の戦場カメラマンで今は昇進してスタジオのカメラ・チーフのダック(伏せる)を演じ、ボスニア戦争の原因となった500万ドルの懸賞が懸かったフォックス博士を追って、再びボスニアで出会いジェシー・アイゼンバーグ演じる副社長の息子ベンと共に“戦争犯罪人フォックス”の姿を追います。

リチャード・ギアは『プリティ・ウーマン』の時から好きで『運命の女』でのダイアン・レインの旦那役も好きでしたが、なかなかいい演技をしても誉められないし割とコメディに出ることも多かった人でしたが、この『ハンティング・パーティー』では優れたジャーナリストですがブレーキの効かないサイモンを熱演していました、ダック役のテレンス・ハワードは流石の演技で早くこの人にオスカーを挙げたいと思いました、お坊ちゃんのベンを演じたジェシー・アイゼンバーグも頑張りましたね。

戦争犯罪人フォックスを追い詰めようとサイモンは誘いますが、実はサイモンが何故生放送の本番中にキレたのかダックが語り始めるんですがその内容が凄く衝撃的で、ダックはベンに『大学で教わったことはうのみに信じるな、テレビの映像と実際になにがあったかは同じではないんだ』と実際のジャーナリズムを話します。

サラエボのオリンピックのジャンプ台なども映り『この国に誇りと繁栄をもたらす筈の戦争が、貧困と過去の亡霊』というサイモンのセリフが胸を打ちます、やがて地元警察のボリスにダイアン・クルーガー演じるマルヤナなども紹介して映画の最後にはいかにアメリカを始めとした国際社会が、ボスニア紛争やサラエボの問題を気にしているように見せて実際には何にもしていないかを暴露します。

“この映画はまさかと思える所が真実です”と言う通り、実話に基づいた映画でエンド・ロール間際にどれが事実でどれが創作なのかをバラしてくれます、サイモンとマルダのお話も素敵だったしラストのフォックスの処遇も良かった、お勧めします。