 | 韓国映画「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」のクァク・ジェヨン監督が、日本のキャスト・スタッフと組んだ話題作です。 “永遠の愛”というテーマにアクション・コメディとしての娯楽性の高さ、トリックを盛り込んだ意外な展開など、クァク監督らしいパワフルなエンタテインメントとなりました。そんな監督の期待に応えたのが、本作が公開された2008年に「ザ・マジックアワー」「ハッピーフライト」など、大活躍した売れっ子の綾瀬はるかチャン。人間を超えたロボット級の美貌(?)と清純さに加え、恐るべき力を併せ持つという貴重な個性が、本作での役にぴたりとハマった感じですね。
2007年11月22日。孤独な大学生ジロー(小出恵介)は20歳の誕生日を独りで祝おうとするが、デパートでキュートな女性と遭遇。彼が直後に行ったレストランにも現れた“彼女(綾瀬はるか)”は大胆不敵な行動を一晩中続けると、突然彼の前から姿を消す。1年後、いまだに恋人がいないジローの前に再び“彼女”が現れるが、彼女は未来のジローが過去の自分を守るために送りこんだ人間型ロボットだと明かす。こうして“彼女”とジローの奇妙な共同生活が始まるが!?
「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨンを監督に迎えて贈る綾瀬はるか、小出恵介主演のファンタジック・ラブストーリーです、冴えない人生を送る青年と未来からやって来たサイボーグの美女が繰り広げる切ない恋の行方を描きます。
20歳の誕生日をたった一人で過ごす大学生の小出恵介演じるジロー、彼の前に突然1人の美女が現われ予測不能の言動でジローを振り回しあっという間にいなくなる。 綾瀬はるか演じる“彼女”はジローの心に深く刻まれる輝かしくかけがえのない数時間となったが、それから1年後に再び“彼女”が現われるが1年前に一目惚れした“彼女”とそっくりでしたがどこか違和感を覚えるジロー。 それもそのはずで今度の“彼女”は未来の自分が、現在の自分を守るために送り込んだサイボーグだったのだ・・・。
はじめにこの映画の説明を聞いた時に『ターミネーター?』かと思いました、綾瀬はるかチャンを目当てに見た映画でしたがやっぱり彼女の魅力が満載のお話しで、相手役の小出恵介クンも優しいけどどこか頼りない好青年を演じさせたら本当に上手い、共演陣も桐谷健太に小日向文世さんに遠藤憲一さんに竹中直人さんや吉行和子さんに吉高由里子チャンと豪華でした。
内容的にも“未来の自分が現在の自分のためにサイボーグを送る”という『ターミネーター』チック、そしてそのサイボーグが可愛らしいが凄いパワーと暴力的な美女と『猟奇的な彼女』を足して2で割ったようなお話でしたが、サイボーグの綾瀬はるかチャン演じる“彼女”を小出恵介演じるジローが次第に愛するようになりますがなかなか人間の気持ちを理解出来ない“彼女”、果たして未来からやってきた謎のサイボーグの“彼女”とジローは心をどう通わせることが出来るのかが物語のカギとなります。
段々“未来の僕”が“可愛らしいサイボーグ”を送り込んだ理由が明らかになっていき、過去を変える事は未来に新たな結果をもたらすのでこういった『タイムトラベル』モノのお約束も出てきますが、とにかく“彼女”役の綾瀬はるかチャンの可愛らしさに“ターミネーターばりの強さ”とジロー役の小出恵介のフツーの男の子が売りの映画、綾瀬はるかチャンもサイボーグの“彼女”にキャスティングしたことがこの映画の成功になったのでしょう。
大学の先生の竹中直人さんや同じ“ケンタ”という名前の桐谷健太もいい味出していますが、やっぱり普通の好青年を演じさせたら上手い小出恵介と綾瀬はるかチャンが素晴らしかったです、希望を言えばシュワちゃんみたいに綾瀬はるかチャンにも胸や大事な所は抑えてもいいですが裸で登場して欲しかったかな、でもちょっと強引かなとも思わせるラストも綾瀬はるかチャンが言うんだから仕方ないと思わせられました。
やっぱり綾瀬はるかチャンの“彼女”と小出恵介の“普通ぶり”が良かったです、お勧めします。
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