 | 「スター・ウォーズ」エピソード2・3の若手男優ヘイデン・クリステンセン演じる主人公は、瞬間移動能力でリッチな生活や世界中に行ける自由を得るが、そのせいで危険な目にも遭うことに。 そんな設定を最大限活かすべく、日本の東京にエジプトやオーストラリア、ヨーロッパ各地でロケ撮影をした壮大さが見ものですね。登場人物に感情移入するというよりは、まるでTVゲームを連想させる速いテンポと奇想天外なアクションを楽しみたい新世代ファンタジー・アドベンチャーでした。大ヒットを受け、続編も2011年に予定されているようです、監督は「Mr.&Mrs.スミス」のダグ・リーマン。
高校生デヴィッド(ヘイデン・クリステンセン)は自分が瞬時に空間移動できると気づき、家を出て都会のNYへ引っ越す。彼はその能力で銀行の金庫の中と外を行き来して大金を奪うなど、豪奢で自由な生活を満喫しだす。だがデヴィッドのような超能力者=ジャンパーの抹殺を使命とする謎の組織《パラディン》の指導者ローランド(サミュエル・L・ジャクソン)にマークされて命を狙われる。10年後、デヴィッドはかつての憧れの女友達ミリー(レイチェル・ビルソン)と再会したり、別のジャンパー、グリフィンと出会うが!?
テレポート能力を持つ主人公に迫る宿命的な危機を最新のVFXを駆使しサスペンスフルに描いたSFアクション・アドベンチャーで、スティーヴン・グールドの傑作SF小説『ジャンパー 跳ぶ少年』を映画化したものです、主演は新スター・ウォーズ・シリーズのヘイデン・クリステンセンで監督は「Mr.&Mrs. スミス」のダグ・リーマン。
ミシガン州に住むヘイデン・クリステンセン演じるデヴィッドは同級生のレイチェル・ビルソン演じるミリーに想いを寄せる高校生、彼はミリーが原因で自分にテレポート能力があると知ります。 デヴィッドは母ダイアン・レイン演じるメアリーが家を出て以来人が変わってしまった父マイケル・ルーカー演じるライスのを残しニューヨークへ、力を使って大金をせしめるがデヴィッドと同じ能力を持つ“ジャンパー”たちを抹殺する組織“パラディン”のリーダーのサミュエル・L・ジャクソン演じるローランドに気付かれます。 10年後瞬間移動で世界中を旅していたデヴィッドは偶然ミリーと再会、ジャンパーのひとりジェイミー・ベル演じるグリフィンに出会うのでしたが・・・。
個人的にはダイアン・レインやレイチェル・ビルソンにクリステン・スチュワートら美人ばかりが、大挙して出演して嬉しかったですがヘイデン・クリステンセンは『スター・ウォーズ』や『海辺の家』の頃よりも格好良くなってましたね、“ダース・ベイダー”の若い頃を演じたようにイケメンですがどこか陰のある雰囲気がいいんですかね、後半になって日本も“ジャンパー”の舞台となって渋谷の街やスクランブル交差点が出てきて嬉しかったです。
イタリアのローマのコロッセオをミリーと観光中にパラディンのローランドに見つかるデヴィッド、しかし警察に捕まっているときに行方不明の母メアリーに助けられますが父はローランドに殺されます、グリフィンにローランドと一緒に戦おうと“マーベル・チームアップ”を呼び掛けますがどうやら母メアリーもパラディンに影響している様子、そして嫌がるミリーを助け“ジャンパー”してきたデヴィッドはグリフィンからローランドたちはジャンパーのワームホールを開けておき“ジャンプ・スカー(裂け目)”から侵入して来る事を知ります。
うーん、もう少し何か欲しかったというかちょっと中途半端な気もしますね、ダイアン・レイン演じるメアリーやレイチェル・ビルソン演じるミリーをもっと活躍させるとかした方が良かったかな、でも面白く見られました、お勧めします。
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