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「ホステル2」 ●をお勧めします。

この作品も、非常に優秀でした!!

画像:hostei20.jpg説明
恐ろしい殺人ゲームを描いた衝撃のニュー・拷問ホラー映画の第2弾です、男性が女性になったものの3人組が惨劇に巻き込まれていくという基本構造は同じ。
ですが今回は「エリート・ハンティング」のメンバーが、オークションで獲物を競り落としていく様子や罪悪感など、加害者の視点も加えられていてそれが評価の分かれ目となりましたが、僕は大変面白く拝見いたしました。そしてこのシリーズのおもしろさは意外性、残虐描写の話題が先行しますが監督のイーライ・ロスは、映画のおもしろさのツボを押さえているように思えます。

ローマに留学中のアメリカ人女子大生ベス(ローレン・ジャーマン)とホイットニー(ビジュー・フィリップス)は、ホームシックにかかっていたローナ(ヘザー・マタラッツォ)も連れて、ヨーロッパ旅行に出かける。美術の時間に出会った美しいモデルのアクセル(ヴェラ・ヨルダノーヴァ)に、天然スパがあると聞いた彼女たちは、急きょ行き先を変更してスロバキアへ。3人がチェックインしたのは街のホステル。だがそこは、恐るべき殺人ゲームの入り口だった。その日の夜、ベスたちは祭りに出かけるが、ローナはダンスに誘われたまま、姿を消してしまう…。



クエンティン・タランティーノが製作総指揮を務めたイーライ・ロス監督のスマッシュヒット・スプラッター・ホラーのシリーズ第2弾で、今度はアメリカ人女子留学生3人組ベスとホイットニーとローナが、休暇先のスロバキアで恐怖の惨劇に見舞われます。

ローマに留学中のアメリカ人女子大生ローレン・ジャーマン演じるベスはビジュー・フィリップス演じるホイットニー、ヘザー・マタラッツォ演じるローナは休暇でヨーロッパ旅行に出発しプラハ行きの列車に。
美術で出会った美しいモデルのヴェラ・ヨルダノーヴァ演じるアクセルに天然スパの情報を聞き、彼女たちは行き先を変更しスロバキアのプラティスラヴァのホステルへ。
到着して町へ繰り出す3人だが彼女たちは会員制拷問殺人ゲームの餌食としてパスポート写真がインターネット配信、オークションにかけられベスたちは2人のアメリカ人男性の快楽を満たす生け贄となるが・・・。

タランティーノとイーライ・ロスが組んだ傑作の“拷問ショッキング・ホラー”の待望の続編です、前作と違って女性版の『ホステル』とのことだったので繋がりはないのかと思っていたら、前作で1人助かったジェイ・ヘルナンデス演じるパクストンがオープニングにちょっとアクセントとみたいに出てきます、舞台となるのは前作と同じスロバキアのプラティスラヴァの『ホステル』で受け付けの男も前作と全く同じ男というのも嬉しいサプライズ。

ローレン・ジャーマン演じるエリザベスが可愛かったですがローナを演じたヘザー・マタラッツォは最近はすっかりホラー映画には欠かせない存在になりましたね、ビジュー・フィリップス演じるホイットニーもスッカリこのプラティスラヴァと『ホステル』の“収穫祭”が気に入りますが、それは恐ろしい“拷問殺人”のはじまりで落札者のロジャー・バート演じるスチュアートやトッドも顔を出します。

今回は前回の『ホステル』の“残酷ホラー”の美味しい所を取って更にドラマ性を高め、グロやエロ描写+拷問を与える方にも焦点をあてていてスプラッターもありますが彼女たちの精神的に追い詰められていく過程と、落札して彼女たちを拷問して殺害するスチュアートたちにも焦点をあてて作られていました。

ジャケットの“下を向いて叫ぶ女の子”の意味もわかりましたしやっぱりヘザー・マタラッツォ演じるローナの殺されップリは見事なモノでした、あの前作でも登場した恐怖のチビ達“ちびっ子ギャング”も大事な役割を持って今回も登場、意外なストーリー展開も面白くて『一番怖いのは前科のない普通の人』というのが良く伝わってきました。

ラスト近くのエリザベス対スチュアートの“逆拷問対決シーン”も見ものの一つです、ちょっと男性には痛そうなシーンではありますが“こんなの映像化していいのか”というくらい良かった、“ちびっ子ギャング”たちも今回も存在感を示してくれてプラティスラヴァから文句が出るのではと心配になりました、強力にお勧めします。