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「デイ・ウォッチ」をお勧めします。

ここまで頑張ると、勿体無いかな。

画像:daywatch29.jpg説明
吸血鬼や人狼に魔術師など、人ならざる者“異種”は、光と闇の勢力に分かれ、長きにわたる均衡を保ち続けていた。だがそのバランスを崩す2人の強大な異種の出現で、両勢力は全面抗争の危機を迎える事となります。
前作「ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR」に続き、独自の世界観が展開するロシアン・ファンタジー第2弾です。闇を見張る光の監視者“ナイト・ウォッチ”の主人公アントンと、絶大な力を秘めた彼の息子イゴール、同じく強大な異種である女性スヴェトラーナ。この3人を軸にした光と闇の抗争が描かれます、前作を超えるアクション・シーンは見て損はないですかね。


光の異種として闇を見張るナイト・ウォッチのアントン(コンスタンチン・ハベンスキー)は、研修中のスヴェトラーナ(マリア・ポロシナ)と共に闇の異種を追っていた。だが、彼は敵の正体に気づき、スヴェトラーナを制止する。その敵は彼の息子イゴール(ディマ・マルティノフ)だったのだ。闇の“偉大な異種”であるイゴールと、光の偉大な異種であるスヴェトラーナ、2人が戦えば核戦争にも似た力の衝突で、世界は消滅しかねない。その危機を救えるのは唯一、“運命のチョーク”という宝物らしいのだが……。



ロシア国内で大ヒットとなった話題のダーク・ファンタジー「ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR」の続編ですね、現代のロシアを舞台に均衡が崩れつつある“光”と“闇”の勢力の対立の中で、人類の危機を救うため奔走するナイト・ウォッチ(闇を監視する光側の番人)の主人公アントンの活躍を描いています。

長きにわたって激しく対立してきた“光の異種”と“闇の異種”は互いの絶滅を回避するため休戦協定を結び、以来両勢力は闇を監視する“ナイト・ウォッチ”と光を監視する“デイ・ウォッチ”の活動で均衡を保ってきた。
異種に目覚め光側についた青年コンスタンチン・ハベンスキー演じるアントンもナイト・ウォッチとしていた、しかし強大なパワーを秘めた2人の異種─アントンの息子ディマ・マルティノフ演じるイゴールとアントンが助けた女性マリア・ポロシナ演じるスヴェトラーナ─、それぞれ闇の側と光の側を選択したことで両勢力の均衡が崩れ始める・・・。

前回の『ナイト・ウォッチ』からの続編でストーリーもちゃんと繋がっていたこの『デイ・ウォッチ』、確かに最近のロシア映画はハリウッド化してきていてアクション・シーンも満載で豪華ですが、やっぱり受ける印象は荒くてちょっといい加減というものでしたね。

せっかく前作もそうでしたが“光”と“闇”の勢力があるという着眼点はいいと思うのですが、はじめに結果ありきというか“こういう結果にしたいから結末はこうしよう”というのが先にあって、なんか器の大きさを先に決めてしまっていてそれを満たそうと悪戦苦闘している様でした。

オリガという光の仲間とアントンが体を交換しただとかマリア・ポロシナ演じるスヴェトラーナも魅力的、お金を掛けていそうなセットや映像は所々見るべきモノはありましたが多分前作『ナイト・ウォッチ』を見ていないと解らないよう展開や終わり方はでしたね、それはいいとしてもやはり初めての人にも解りやすい内容が良かったのではと思いました。

ラストも名作ホラー『バタフライ・エフェクト』の真似に見えましたが、まぁお勧めしておきます。