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「ライラの冒険 黄金の羅針盤」をお勧めします。

これも凄く面白かった、早く続編みたいです。

画像:lyra.jpg説明
「ハリー・ポッター」「ロード・オブ・ザ・リング」の両シリーズなど、ファンタジー小説の映画化が流行する中でカーネギー賞などに輝く原作をスケール豊かに映画化した作品でした。
パラレル・ワールドという凝った設定の原作を、最新のVFXを駆使して鎧を着た白熊のイオレクらユニークなキャラを次々に登場させるなど、見どころ満載の大作に仕上がっていました。
ライラに扮するのは15000人以上のオーディションから選ばれた新人ダコタ・ブルー・リチャーズ、世界的に大ヒットしたましたが原作の続編2本、「神秘の短剣」「琥珀の望遠鏡」を映画化する計画が延期になったのは残念です。
共演にニコール・キッドマンやダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーンにイアン・マッケランやフレディ・ハイモアなど・・・。



我々が住む世界と似ている並行世界の中の英国、オックスフォード。幼い頃に両親を亡くし、オックスフォード大の学寮で育った12歳の少女ライラ(ダコタ・ブルー・リチャーズ)だが、彼女の叔父、アスリエル卿(ダニエル・クレイグ)は“ダスト”と呼ばれる謎の粒子の秘密を調べるべく、北の地へ探検に向かう。一方ライラの周囲で子供たちが次々と失踪する事件が。そんなライラに上流社会の実力者コールター夫人(ニコール・キッドマン)が接近してくる。ついにライラの親友の少年ロジャーもが失踪してしまい……。


オリジナリティ溢れる深淵な世界観とユニークかつ魅力的なキャラクターの数々、そして大胆不敵にして深い哲学的テーマ性で文学史上に残る傑作となったフィリップ・プルマンの“ライラの冒険”三部作を、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのニューライン・シネマが壮大なスケールで映画化した冒険ファンタジー超大作です。
本作はその第一弾で出演は主人公ライラ役に一万人を越えるオーディションで選ばれた新人ダコタ・ブルー・リチャーズ、謎に満ちた悪女コールター夫人役にニコール・キッドマンでライラの叔父で探検家のアスリエル卿役にダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーンやクリストファー・リーに声でイアン・マッケランやフレディ・ハイモアなども共演していました。

われわれの世界と似ているパラレルワールドの英国オックスフォード、その世界で人々はそれぞれの心が動物の姿でダイモンと呼ばれる守護精霊と行動を共にしていました。
幼い頃に両親を亡くした12歳の少女ダコタ・ブルー・リチャーズ演じるライラも“パンタライモン(声 フレディ・ハイモア)”という、ダイモンと常に一心同体で好奇心旺盛なライラは元気いっぱいの娘、叔父ダニエル・クレイグ演じるアスリエル卿はこの世界を支配する“教権”がひた隠しにするダストと呼ばれる謎の粒子を解明すべく北の地へ。
ロンドン上流社会の実力者ニコール・キッドマン演じるコールター夫人は真意を秘してライラへと近づき、ライラの友人や子供たちが行方不明になりライラは多くの子どもたちをさらわれた流浪の部族ジプシャンに窮地を救われます。
彼らと共に子どもたちを取り戻すため学長から手渡された黄金に輝く“真理計”を手に、北の地を目指し危険な旅に出るのですが・・・。

CGとSFXが進化するために必要だったのはファンタジー映画だといい切っても過言ではないですね、「ロード・オブ・ザ・リング」はそのことを教えてくれましたがそれで成功を納めたニュー・ライン・シネマが再び挑んだファンタジー大作でした、初めは“ダスト”だの“ダイモン”など分かり難いことがいっぱいでしたが慣れてくると面白く感じてきました。

少女ライラはそこに存在する真実を求め旅の途中で出会うジプシャンや気球乗りのリー・スコーズビー、魔女族のセラフィナたちや鎧熊族のイオレクを味方にして組織“教権”に立ち向います、主役のオーディションで選ばれたライラを演じたダコタ・ブルー・リチャーズも最初はこまっしゃくれたガキだと思って見ていましたが、後半になるにつれて可愛くて勇ましくて逞しい少女に思えてきて続編も早く観たくなりました。

悪女役のニコール・キッドマンも美しくて演技も素晴らしかったです、先日も言いましたが“今一番ハリウッドでギャラと興行成績の見合わない女優”に選ばれた彼女でしたが今回は役所もピッタリ、最近すっかり悪役女優になってしまったミシェル・ファイファーがやるような悪役をやっていました、僕個人的に言えば魔女の女王セラフィナ役のエヴァ・グリーンも妖艶で美しくて素晴らしかったです、『新007』でボンドガールを努めるようになったエヴァ・グリーンですが魅力的な魔女の女王セラフィナを美しくて気高く好演していました。

主人公は女の子であっても充分面白くて楽しめる作品でした、とくにかって鎧熊族の王であったイオレク・バーニソンがライラの力を借りて一族の王に帰り咲くための戦いに挑むシーンや、大雪原をライラと走るシーンは圧巻で迫力があって素晴らしい映像でした。

早く続編が観たくなりました、お勧めします。