>>一覧  >>修正   前へ<<  >>次へ


「シルク」をお勧めします。

・・・。

画像:silkbt3.jpg説明
「海の上のピアニスト」の原作者としても知られるイタリアの作家、アレッサンドロ・バリッコのベストセラー小説「絹」を、国際的な合作で豪華に映画化したものです。
「ドリーマーズ」のマイケル・ピット、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのキーラ・ナイトレイに加え、日本からも役所広司や中谷美紀らの人気実力派が参加。また「たとえ世界が終わっても cycle soul apartment」の、オーディションで抜擢された日本の新星芦名星が可憐な魅力を放つのも見ものでした。ドラマを切なく彩る音楽を手がけたのは坂本龍一キョージュ、監督はカナダ出身のフランソワ・ジラール。


 19世紀のフランス。戦地から故郷の村に戻った青年エルヴェ(マイケル・ピット)は、美しいエレーヌ(キーラ・ナイトレイ)と恋に落ちて結婚。しかし幸せな新婚生活も束の間、エルヴェは、美しい絹糸の元となる蚕の卵を求めて、はるか異国の地、日本へ旅立つこととなる。困難な長旅の末、ようやく辿り着いた日本で、彼は原十兵衛(役所広司)という闇の実力者と取引し、無事約束の品を手に入れて帰国したものの、十兵衛に影のように寄り添っていた美少女(芦名星)の面影が忘れられないエルヴェは…。


世界的ベストセラー小説を国際プロジェクトの豪華キャスト競演で描いた純愛ドラマです、美しき妻と日本で運命的に出会った少女との間で揺れ動く男の姿を静謐かつ幻想的な映像で綴ります、出演は「ラストデイズ」のマイケル・ピットに「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのキーラ・ナイトレイにアルフレッド・モリーナ、日本からはオーディションから大抜擢の新鋭・芦名星に役所広司に中谷美紀などです。

19世紀のフランス。戦争帰りの青年マイケル・ピット演じるエルヴェは美しいキーラ・ナイトレイ演じるエレーヌと結婚、しかし彼の村で製糸工場の蚕の疫病が発生しエルヴェは世界で最も美しい絹糸を吐く蚕の卵を求め、遠い日本で様々な取引をしているという蚕業者の役所広司演じる原十兵衛が治める村へやって来ます。
そこで十兵衛の妻で絹のように美しい肌を持つ芦名星演じる少女と運命的な出会いを果たしたエルヴェ、一瞬にして惹かれ合いエルヴェはエレーヌに後ろ髪を引かれつつ少女に会うために再び日本へ向かいます・・・。

マイケル・ピットが立派になったなと思うとともにキーラ・ナイトレイも可愛らしいだけじゃなくて演技も達者だと感じましたが、最近日本がフィーチャーされることが多い海外の映画ですが『たとえ世界が終わっても』でも褒めた新人の芦名星はここでもエキゾチックな魅力を発揮していて良かったですね、“モガミ川”や“ヤマガタの雪”に“シナノの山”とかを洋画から聞くとなんだか嬉しく思いました。

芦名星も正確には少女ではありませんでしたが欧米人には日本人は幼く見えるのでしょう、でも日本の不思議な昔ながらの伝統と風景を伝えようとしてくれているので間違っていても嬉しかったですが、大体は僕らが学校の勉強や時代劇などで見てきた日本の歴史通りでしたしキレイな方言交じりの日本語が流れていました、日本が鎖国をしていて入国するのが困難なことや村人たちの暮らしぶりや風景は昔ながらの日本といった感じでした。

中谷美紀がどこで出てくるのかと思ったらちょっと意外な役でビックリしました、ハリウッドなどの海外映画で日本の俳優さんを見かけるといえば渡辺謙さんや真田広之さんに石橋凌さんにここでも出てきた役所広司さんばかり、他の素晴らしい俳優さん達にも頑張って色々な映画に日本の若手俳優さんが出て経験値を磨いて欲しいです。

エキゾチックなアジアン・ビューティーとの恋愛を描きたいのか美しくて可憐で病弱なエレーヌとの絆を描きたかったのかはっきりしませんでしたし、ストーリー展開は思っていたよりもベタな展開で新鮮味に欠けましたが日本をフィーチャーしてくれたのは良かったです、本当は日本人ではないと噂されている日本の少女をエキゾチックな魅力を放ちながら演じた芦名星チャンにはもっと活躍して欲しかったですが中谷美紀は若いのに貫禄ありました、お勧めします。