 | 日本公開は本国より半年以上遅れましたが、面白さが口コミで広がってスマッシュ・ヒットを記録した話題作です。 映画版「奥さまは魔女」や「主人公は僕だった」の人気コメディアンのウィル・フェレルと、「バス男〜ナポレオン★ダイナマイト〜」の怪演で注目されたジョン・ヘダー。 共にフィギュアスケートと違和感あり過ぎな2人がケバいタイツに身を包んで、”男子ペア”コンビに扮するという、常識破壊級のキャスティングが鉄板ネタでございます。プロデューサーの1人は売れっ子俳優ベン・スティラーで、彼が主演した「ドッジボール」同様スポーツを笑いのネタにするのに成功している作品です。
フィギュアスケート界の2大スター、チャズ(ウィル・フェレル)とジミー(ジョン・ヘダー)は互いに激しく意識しあうライバル同士。ある世界選手権で同点1位になるが表彰式を乱闘でめちゃくちゃにし、どちららも金メダルを剥奪された上、スケート界から永久追放に。3年半後、わびしい毎日のチャズとジミーだが、スケート界のルールの盲点を突き、前代未聞の”男子ペア”を組んである大会に出場することを決心。かくして練習に取り組む2人だが、なかなか息が合わず……。
人気コメディアンの『主人公は僕だった』のウィル・フェレルと『バス男』のジョン・ヘダーが、男2人でフィギュアのペア種目に参加するライバル・スケート選手を演じる下品でおバカな痛快コメディです、サーシャ・コーエンやナンシー・ケリガンらフィギュア界の有名選手も本人役で多数出演していました。
アメリカ男子フィギュア・スケート界の2大スターのウィル・フェレル演じるチャズ・マイケル・マイケルズとジョン・ヘダー演じるジミー・マッケルロイ、野性的な魅力のチャズに対し正統派の天才スケーターのジミーは激しいライバル心を燃やしますが、世界選手権の表彰台で大乱闘しメダル剥奪され永久追放の憂き目に。 それから3年半後すっかり落ちぶれたチズとジミーは再びスポットライトを浴びるためにルールの盲点を突いて2人でコンビを組み、前代未聞の男子ペアとしてペア競技に出場するというものでしたが・・・。
フラットパック”の一人でドタバタ・コメディでその魅力を遺憾なく発揮しますが『主人公は僕だった』でも、ドタバタ・コメディ以外のコメディでも実は面白いということがわかったウィル・フェレルと“ミスター・ナポレオン・ダイナマイト”のジョン・ヘダー、“バス男”以外でも面白いジョン・ヘダーの2人が組んだ傑作痛快スポーツ・コメディでした、まさか“男子2人”のペアというのも意外でしたが男子2人のペアでもこんなに面白い映画が出来るんですね。
日本でも女子の浅田真央チャンらの活躍で人気を不動のモノにしたフィギュア・スケートですがアメリカでも大人気、ナンシー・ケリガンやサーシャ・コーエンにミシェル・クワンら有名スケーターが大挙出演していました、途中日本人の記者がキレイな日本語で質問してジョン・ヘダーが思ったよりも上手な日本語で答えてましたよ。
いきなりサラ・ブライトマンの『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』で始まってどうしたのかと思いきや、ジミーの養父のウィリアム・フィクトナー演じるダレンが名馬のオーナーから人間の育成に転身して育てられたジミーと、好対照に“不倫王”の異名をとる荒々しい野性味溢れる魅力と奇抜ですが高い技術でセックス・アピール抜群のチャズ、
彼らの活躍にいつも振りまわされるシュトルツとフェアチャイルドのウォルデンバーグの双子ペアの腹黒さやと、彼らにパパとママの事故死のせいでこき使われる妹のジェナ・フィッシャー演じるケイティの好演と爽やかさも光りました、つまらないホラー映画よりも北朝鮮でのコーチの“帰ってきた実力者”のクレイグ・T・ネルソンの映像も面白かった。
果たしてクレイグ・T・ネルソン演じるコーチの考えた必殺技のアイアン・ロータスは決まるのでしょうか、ストーカー男のヘクターの存在もラストまで楽しくてずっと小ネタやパロディのオンパレードでこちらを飽きさせませんでした、やっぱり面白いジョン・ヘダーとウィル・フェレルでしたね、ルーク・○ィルソン演じる”セックス依存症”のドクターも最高でした、お勧めします。
|