 | 本作の主人公の女子高生・サラを演じるのはメレディス・ヘンダーソンで、日本でもCSミステリチャンネルで放送された人気ドラマ『シャーリー・ホームズの冒険』のヒロインを演じ、カナダのエミー賞と言われるジェミニアワードで主演女優賞を獲得した子役出身の若手女優です。ブラッド・ピット主演の新作「The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford(原題)」や、『Mr.&Mrs.スミス』のダグ・リーマン監督作「Jumper(原題)」へも出演しており、活躍の場を広げています。 バーガー保安官役はロバート・イングランドで、『エルム街の悪夢』のフレディ・クルーガーが当たり役の彼ですが、本作では殺人鬼・チェンバースに対峙する保安官役です。 監督のボブ・キーンは多くの作品で特殊効果や特殊メイクを手がけてきた人物、『ヘルレイザー』シリーズや『キャンディマン』などにも名を連ねています。
嵐の夜、殺人鬼チェンバース(ジェームス・ビンクレー)に死刑が執行された。検死のため彼の遺体を病院へと運んでいたバーガー保安官(ロバート・イングランド)一行は、道路にうずくまっていた少女、サラ(メレディス・ヘンダーソン)を車ではねてしまう。幸いなことに怪我は軽傷で済んだが、彼女も病院へ運ばれることに。サラが乗せられた救急車には、チェンバースの亡骸が横たわっていた。不意に動き出した死体の腕が触れ、サラは失神してしまう。再び意識を取り戻したのは、閉鎖を二日後に控えた病院の一室だった。“チェンバースは生きている!”。おびえたサラは駆けつけた母に、病院から連れ帰ってくれるよう懇願する。しかし、彼女は娘のわがままと思い込み、耳を貸そうともしなかった。豪雨で橋が流されたことで病院は孤立、落雷による停電も重なり、院内はさながら廃墟のように閑散としていた。その頃、バーガーはチェンバースの検死にあたっていた医師の死体を発見する・・・。
嵐の中孤立した廃墟同然の病院を舞台に生きたまま心臓をえぐり取る殺人鬼の恐怖を描きます、病院を舞台にしたホラー映画が最近目立ちますがカナダのジェミニアワードで主演女優賞を獲得したメレディス・ヘンダーソンが主演、低予算のB級映画と切って捨てるには惜しい作品でした。
嵐の夜に殺人鬼ジェームズ・ビンクレー演じるチェンバースに死刑が執行され検死のため彼の遺体を病院へ、ロバート・イングランド演じるバーガー保安官一行は道路にうずくまっていた少女メレディス・ヘンダーソン演じるサラという少女を撥ねてしまい、彼女も一緒に病院に運ぶ事になった一行でしたがチェンバースの遺体が不意に動き出して腕がサラの体に触れ・・・。
題名の『ハート・ストッパー』通りチェンバースが相手の心臓を握りつぶして取り出します、チェンバースの車椅子にかけられて絶命した時の顔が素晴らしくてあのまま恐怖の殺人鬼になって欲しかったです、チェンバース役のジェームス・ビンクレーはなかなか迫力はありましたがやっぱり電気椅子にかけられた時の表情は最高でした、あの暴れ具合でいいのだけれどもっと暴れたりスプラッターを取り入れても良かったのではと思いました。
ロバート・イングランドが悪役ではなくて善良な保安官をやっていたのには笑えましたが、しっかりとオープニングから『ナイトメアー』というセリフを喋らせたのは良かったですね、なにかロバート・イングランドが出てくると何かやらかしてくれるという期待感がありますが今回はまぁまぁおとなしくてちょっと残念でした。
サラ役のメレディス・ヘンダーソンも流石“カナダのエミー賞”と言われる、ジェミニアワードの主演女優賞を穫っただけのことはありましたがもう少し頑張って欲しかった気もしましたかね、ヤケにいやらしい服装で病院内を歩き回るアイデアは良かったです。
ランニング・タイムの短い作品でしたが丁度短すぎも長すぎもしない長さでしたかね、もう少し長めにしても良かったですがダレてしまうよりはいいかな?ラストもホラー映画にはお約束通りの終わり方で良かった、低予算で続編はあるか分かりませんがあったら見てみたい作品でした、お勧めします。
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