 | 8世紀頃に成立したとされる英国最古の英雄叙事詩「ベオウルフ」を基にした、CG映画のスペクタクル大作です。「フォレスト・ガンプ 一期一会」のオスカー監督ロバート・ゼメキスが、前作「ポーラー・エクスプレス」でも使用した“パフォーマンス・キャプチャー”をさらに洗練させて映画化しました。 この技術は演技する俳優の姿形や動きをデジタル化してCGに取り込むもの、ベオウルフ役のレイ・ウィンストンを始めアンソニー・ホプキンスやジョン・マルコビッチが実写と見分けつかないCGキャラクターとなりました。実写では不可能なアクションを実現可能にしましたが、アンジェリーナ・ジョリーだけはなんかいつもと同じようにセクシーでたまらなかったです、恐るべしアン・J!!
フロースガール王(アンソニー・ホプキンス)の治める古代デンマーク。宮殿では連日のように酒宴が催されていたが、あるとき、そのざわめきに腹を立てた巨人グレンデル(クリスピン・グローバー)が現われ、王の家臣を惨殺してしまう。王はグレンデルに賞金をかけ、やがて噂を聞いた勇者ベオウルフ(レイ・ウィンストン)がやってくる。剛胆なベオウルフはグレンデルを一騎打ちの末倒し、英雄となった。だがその矢先、グレンデルの母親である魔女(アンジェリーナ・ジョリー)が復讐に現われ、ベオウルフの部下をのきなみ殺してしまう……。
最強の勇士が凶悪な怪物たちと壮絶な闘いを繰り広げるアクション・ファンタジーです、英文学最古の文献のひとつとされる英雄ベオウルフの冒険物語を基にオスカー監督ロバート・ゼメキスが、実写とCGを融合させた映像で幻想的世界を壮大に描きます。 主演は「キング・アーサー」のレイ・ウィンストンで共演はアンジェリーナ・ジョリー、アンソニー・ホプキンスにジョン・マルコビッチにロビン・ライトにアリソン・ローマンなどでした。
古代デンマーク。レイ・ウィンストン演じる戦士ベオウルフは時の王アンソニー・ホプキンス演じるフロースガールの命で、人々を襲い続ける呪われし巨人クリスピン・グローヴァー演じるグレンデルを見事に打ち負かしますが平安が訪れたのも束の間、ベオウルフの部下たちが魔性なアンジェリーナ・ジョリー演じるグレンデルの母によって皆殺しにされベオウルフも冷酷で妖艶な彼女の魅惑に引き込まれ、彼女を愛せば永遠の力を持つ王になれるという悪魔の誘いを受け入れてしまいます。 突然命を落としたフロースガールの後継者として王の座に就くベオウルフ、しかしある時ドラゴンが現われ民衆を襲撃し始め・・・。
英国文学最古の英雄叙事詩であの「ロード・オブ・ザ・リング」にも影響を与えたとされる「ベオウルフ/呪われし勇者」が映像化されました、初めは何が起こっているのか分からずにただちょっと変わった映像にビックリしていましたが、ロバート・ゼメキスが編み出したパフォーマンス・キャプチャー技術で描かれたCGアニメだったんですね、実写なら実写でアニメならアニメにしてくれたら良かったと思いましたが、見ているうちに物語の面白さとスペクタクルさにグイグイ引き込まれて行きました。
アン・Jが私を抱いて息子を授けてくれるなら莫大な富と偉大な王の称号を約束しようと言うんですが、アン・J演じるグレンデルの母の魔女にそう言われたらその魅力と魔力に誰だって簡単に落ちてしまいますよね、王位を手にした英雄ベオウルフを待ち受ける運命と果たしてなんなのか、ロビン・ライトもお妃ウィールソー役で頑張っていたしアリソン・ローマンも可愛かったですがとてもアニメとは思えないアン・Jの魅力には適いませんでしたね。
レイ・ウィンストンが主役のベオウルフというのも渋すぎて泣けてきますね、“悪人顔大魔王”のショーン・ビーンあたりが主役のベオウルフ役でも面白かったのにと思ったりもしました、アンソニー・ホプキンスも太って醜いフロースガール王を好演していましたしアンファースという家臣もジョン・マルコビッチがアニメしてました。
“父親たちの罪”という言葉には不思議と納得させられ後半のスペクタクルの迫力には目を奪われました、『ベオウルフ』は単なるアニメーションではなくてとても面白くて印象的な作品でした、アンJの一人だけアニメとは思えない魅力的な姿が印象的な作品でした、お勧めします。
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