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「呪怨 パンデミック 」をお勧めします。

何度診ても、伽椰子は怖ろしい・・・。

画像:juon02.jpg説明
清水崇監督自らリメイクを手がけ全米初登場ナンバー1を記録した、ハリウッド版「THE JUON/呪怨」の第2弾です。
最初のオリジナルビデオ版から数えて長編作品としては6作を数えるロングシリーズとなった今回は、呪いの源“伽椰子”の知られざるルーツが明かされると共に、アメリカ本土へ渡って爆発感染のように広まる怨念の恐怖を描いていました。
「旅するジーンズと16歳の夏」のアンバー・タンブリンが前作の主人公カレンの妹としてヒロインを引き継ぎます、共演は引き続きカレンに扮するサラ・ミシェル・ゲラーに「ドッグ・バイト・ドッグ」のエディソン・チャン、アリエル・ケベルやあのジェニファー・ビールスなど。


 日本に留学した姉カレン(サラ・ミシェル・ゲラー)が事件に巻き込まれて入院したことを知り、妹オーブリー(アンバー・タンブリン)は東京へと飛んだ。再会した姉は何かに怯え、決して事件の起きた家に近づくなとオーブリーに忠告するのだが……。東京のインターナショナルスクール。さえない女子高校生アリソン(アリエル・ケベル)は、友人と幽霊屋敷と呼ばれる廃屋に足を踏み入れて……。シカゴ。母を亡くした少年ジェイク(マシュー・ナイト )は、継母トリッシュ(ジェニファー・ビールス)の存在にまだ慣れない。そんなとき、隣に奇妙な一家が越してきて……。



ジャパニーズ・ホラーをリメイクしたハリウッド版のシリーズ第2弾です、日本人監督として初めて「呪怨」で全米ナンバー1になったホラー映画の生みの親である清水崇監督が引き続きメガホンを執り、日本の呪われた家から海を渡って流行感染(パンデミック)した“伽椰子”の怨念が人々を死の恐怖に陥れていくさまを描いています。
主演は「旅するジーンズと16歳の夏」「ザ・リング」のアンバー・タンブリン、「ディスタービア」のサラ・ローマーやジェナ・ディーワンはちょっと期待はずれ(小さい役)でしたが前作に引き続きサラ・ミシェル・ゲラーや石橋凌、ジェニファー・ビールスやエディソン・チャンに梶原善さんなど豪華でした。

東京のインターナショナル・スクールに通うアリエル・ケベル演じるアリソンが幽霊屋敷の藤貴子演じる佐伯伽椰子が夫に惨殺された家に友人たちに連れて行かれ、何かに取り憑かれ仲間達が消えてしまいアンバー・タンブリン演じるオーブリーは姉のサラ・ミシェル・ゲラー演じるカレンが、事件に巻き込まれ入院したとの知らせを受け日本にやって来ますが姉カレンは自殺。
オーブリーは香港人記者エディソン・チャン演じるイーソンから忌まわしい事件の話を聞き捜査を開始、またシカゴのあるアパートでは不可解な現象が巻き起きていました・・・。

いきなりオープニングからオリジナル・ビデオの『呪怨』のように妻が夫をフライパンで殴り殺すシーンから映画は始まります、殴り殺したのがジェニファー・ビールスだと言うのもビックリしましたがこういう意表を付いた始まり方は良かったですね、梶原善さんがエディソン・チャン演じるイーソンの友達役で出ていたのもビックリでした。

前にも話したようにハリウッドは『ゾンビ』や『ドラキュラ』など“因果応報”や“原因に怨みを持つ”といった優れたホラー映画は沢山ありますが、『呪怨 シリーズ』のように“原因は関係ない”“手当たり次第に誰でも呪う“といったホラーは理解出来ないんですよね、だから前回の『呪怨』もハリウッドで評価されたんですよね、そっくりそのままビデオ・オリジナル版の『呪怨』をハリウッドに持っていってやればいいんですよ。

今回は“伽椰子”の母親が出てきたりアメリカに“伽椰子”がついに上陸したりして、それなりに面白かったですがなんかうやむやというか中途半端な気がしたんですよね、”貞子”に代表されるように引きずり歩く女性やモノは怖いし、音とトシオと“伽椰子”と恐怖合体させたのは良かったけどやっぱり清水監督で舞台が日本でもハリウッドを意識したつくりに思えました、でもまぁ合格点はあげてもいいかなと思いました、お勧めします。