 | 世界幻想文学大賞やヒューゴー賞など数々の賞に輝く天才的SF・ファンタジー作家、ニール・ゲイマンの代表作を映画化した作品です、しかしアメリカではそれほどヒットはしませんでしたが結構良かったと思います。 原作者自身もプロデュースに名を連ねる万全の態勢で、イマジネーション溢れる世界観をスクリーンに映し出しました。片思いの女性に気持ちを伝えるため、落ちた流星を探す旅に出た青年が、美女に姿を変えた流星と思わぬ冒険を展開します。 「ヴェニスの商人」などの若手チャーリー・コックスが主人公に大抜擢され、流星のヒロインを演じるクレア・デーンズを始め、ロバート・デ・ニーロやミシェル・ファイファーにピーター・オトゥールら大物俳優を相手に熱演を見せてくれました。
イギリスの外れにあるウォール村。あるとき、青年トリスタン(チャーリー・コックス)は流星が落ちる様子を目撃し、星のかけらを片思いの女性に贈りたいと、村の外にある禁断の魔法の国、ストームホールドへ足を踏み入れた。だが、落下現場にいたのは1人の美女イヴェイン(クレア・デーンズ)。彼女こそは流星の化身だったのだ。やがて、永遠の若さを求める魔女ラミア(ミシェル・ファイファー)、王の証として流星を探す王子らもイヴェインを追い始め、トリスタンは否応なしに争奪戦に巻き込まれてゆく・・。
名実共に現代のファンタジー文学界を代表する天才ストーリーテラー、ニール・ゲイマンが97年に発表したロマンティックな大人のお伽話を豪華キャストで映画化したファンタジー・ラブ・ストーリーとのことでした。 愛する人のために流れ星を持ち帰ろうと魔法の国に足を踏み入れた青年が、美女に姿を変えた流れ星と出会い幾多の困難を乗り越えながら一緒に辿る遥かなる旅路を、ユニークなキャラクターの数々と流行りのVFX溢れるヴィジュアルで描き出します。 主演はチャーリー・コックスとクレア・デーンズ、共演にロバート・デ・ニーロやミシェル・ファイファーにピーター・オトゥールなどとても豪華でした、監督は「レイヤー・ケーキ」のマシュー・ヴォーンです。
イングランドの外れにあるウォール村を舞台に、18歳の青年チャーリー・コックス演じるトリスタンとやクレア・デーンズ演じる“流れ星”のイヴェインや、魔法使い3姉妹の末娘ミシェル・ファイファー演じるラミアに“ストームホールド”の王位を争う王子たちが争う物語ですが、ハッキリ言ってしまうと残念な興行収入に終わってしまったのも分かる気がした作品でしたね。
最近こういった『ロード・オブ・ザ・リング』などが流行ってから“冒険活劇”モノが流行していますよね、『ハリ・ポタ』に『ライラ』に他にも沢山ありますがなんか皆同じような感じに見えるというか、『シックス・センス』以来ホラー映画やサスペンス映画の終わり方が似てきてしまう傾向があるように、『ロード・オブ・ザ・リング』が当たると冒険アドベンチャーモノが増えてきましたね。
村一番の美女シエナ・ミラー演じるヴィクトリアの気持ちを勝ち取りたい一心でトリスタンが、壁の向こうに落ちた流れ星を愛の証にトリスタンがプレゼントすると誓うことから物語が始まるのですが発想やキャストは素晴らしいと思います、最近すっかり悪役が板についてきて『ヘアー・スプレー』も記憶に新しいミシェル・ファイファーがラミア役を演じる魔女3姉妹の存在や、空の海賊のドンのキャプテン・シェイクスピアのロバート・デ・ニーロにストームホールド王のピーター・オトゥールも存在感バッチリで良かったです。
特にデ・ニーロの“キャプテン・シェイクスピア”の名前の由来やキャラクター設定は素晴らしかったです、デ・ニーロの普段見せないような面白い演技や役どころはとても魅力的でしたが、それを今ひとつ活かしきれていないような感じでしたし続編もあるのか分からないような感じでした。
トリスタンも魅力的なキャラクターだし“流れ星”のイヴェイン役のクレア・デーンズも良かったと思います、お話しもつまらなくは無かったのに全体的に面白く無かったですしパンチも無くて悪く言うと“大雑把”でしたね、でもデ・ニーロの大海族とミシェルの魔女だけでも見る価値はありました、お勧めします。。
|