政財界の大物のスキャンダルの特ダネをつかみながら、今一歩のところでそれを揉み消され、思わず憤って新聞社を辞めてしまった女性記者のロウィーナ(ハル・ベリー)。おりしもそこへ幼なじみの友人グレース(ニッキー・エイコックス)が変死したことを知らされたロウィーナは、生前の彼女が広告業界の大物、ハリソン・ヒル(ブルース・ウィリス)とひそかにつきあっていたことを思い出し、独自の調査を開始。やがてロウィーナは自らの正体を隠してハリソンの会社に入社し、彼への接近を図るが……。
「チョコレート」「Ｘ-ＭＥＮ」シリーズのハル・ベリーと、「ダイ・ハード」シリーズのブルース・ウィリスの共演で贈るミステリー・サスペンスです。
親友の死の謎を調べる女性記者が一人のビジネスマンへの疑いを強め、身分を偽りその男への接近を試みますが・・・、監督は「コンフィデンス」のジェームズ・フォーリーです。
政財界の大物のスキャンダルを果敢に狙う女性記者のハル・ベリー演じるロウィーナは、ある時幼なじみのニッキー・エイコックス演じるグレースが殺された事件の調査に乗り出します。
グレースが出会い系サイトで知り合った大物経済人のブルース・ウィリス演じるハリソン・ヒルと、不倫関係にあったことからヒルに疑いの目を向け同じ記者仲間のハッカーのジョヴァンニ・リビッシ演じるマイルズの協力でヒルに近づきます。
ところが調べが進むうちヒルばかりか彼女の周囲の人物に、次々と秘密や疑惑が浮上して混乱は深まるばかりとなってしまい・・・。
ハル・ベリーとブルース・ウィリスの他にもジョヴァンニ・リビッシやＣＳＩのゲイリー・ドゥーダン、スーパー・モデルのハイジ・クラムなんかも出演していましたね、超豪華出演陣によるサスペンス・ミステリーでした。
しかしハル・ベリーは本当にイイ女ですね、見る度に違うハル・ベリーを発見させてくれますが今回も危険を省みずに大物に闘いを挑み続けるジャーナリストを熱演していました、本当に出演陣の皆が容疑者に思えるような雰囲気でしたがブルース・ウィリスが、今回は肉体派からなんでも出来る演技派の雰囲気を出していたのは嬉しかったです。
ジョバンニ・リビッシもいつの間にかいい役者になったなと思いました、期待していたブルース・ウィリスや暴れん坊のゲイリー・ドゥーダンの出演時間がちょっと短かった気がしましたね、慌てたようにラストにメダマを持って来ていたのでもっとゆっくりとラストの“大ドンデン”を楽しみたかった感じがしました。
『ラスト７分１１秒のドンデン返し』をやたらと売り物にしていたので楽しみでしたが、序盤からインサートなどで予想出来た範囲でしたし少し急ぎすぎて勿体なかったような気がしました、ハル・ベリーやブルース・ウィリスにジョバンニ・リビッシにゲイリー・ドゥーダンの演技合戦を見たかったです、何か無理に早く終わらせてしまった気がして残念でしたがお勧めします。