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ボール盤 → フライス盤 への改造 (2019年06月02日更新)


旋盤だけでは作るのに苦労する部品もあり、
工作の幅を増やすためにはフライス盤も欲しい、でも買うのは高いし・・・

ということで、自宅のボール盤をフライス盤に改造することを計画しようと思い立ちました。
まずは割れたスイッチの修理から


どうもこの割れたスイッチのせいで、大事に扱う気持ちが薄れてしまう気がしておりましたが、

ホームセンターで似たスイッチを発見、確かめもせずに買って帰ると、見事に同じ形でした。かなりラッキー。

つけ替えて新品になったような気分。
主軸を取り出す


気を良くして、先に進みます。

自宅のボール盤のドリルチャックはジャコブズテーパというテーパ式のもので、摩擦力で回転力を伝えています。

アルミのように粘っこい材料を削る時、慎重に穴あけをしようとすると、ドリルの刃が対象物に食い込み、チャックが下方に外れてしまうこともありました。

フライス盤では横方向にも切削するので、このような事象が起きやすくなります。

なので、ドリルチャックはねじ式に変更する必要があり、とりあえず、主軸を取り外して構造を確認しました。

ノギスで寸法確認。
ネジ式の主軸の製作


主軸はS45Cなどの材料を使うべきなのだろうと思いますが、

わざわざ材料を買ってから失敗したくないし、加工の対象物を木、樹脂、アルミ、真鍮に限定することにして、これらだったら大丈夫かなと言うことで、SS400のφ13mm丸棒を使うことにしました。
6方向に削る必要があるので、目印の台紙を作成












反対側をネジ加工




主軸の完成


新旧の主軸をいよいよ交換します。




試し切り


エンドミルと取り付けて、スギの木を加工。
試し切り2


鉄の板に穴あけ