 | ARBとは、労働者による労働者のロックン・ロール・バンドを目的として、石橋凌を中心として集まったバンドです。 石橋涼は、俳優としての方が皆さんには知られているかも知れません、彼は「ア・ホーマンス」という映画で松田優作と出会い、彼に触発されて俳優業も始めました。そして松田優作が亡くなった後は、俺は彼の意思を継いで役者になると宣言してバンド活動を休止してしまいました。 しかし若い世代をもまき込んでの復活待望論は強く、遂に98年に活動を復活、アルバム「リアル・ライフ」を引っさげて武道館公演を成功させ、日本のロックバンドここにあり!というものを印象付けた。 何回かのメンバーの入れ替わりはあったが、愚直なまでのその音楽に対する真直ぐな姿勢は変わらず、現在に至る。 僕が持っているのは91年に発売された「BLACK Xmas」というアルバムで、ベストアルバムのようなものである。 昔はレンタル屋さんで「砂丘1945年」や「ROCK OVER JAPAN 」等を借りたのですが、最近はレンタル屋さんにARBのCDがなくて、探しているうちに潰れてしまったので、オークションで買いました。 この「BLACK Xmas」はB面のみで廃盤になった曲や、アルバムとのヴァージョン違いなど、貴重な音源で構成された「アナザー・ベスト」的なものです。ファンの署名運動から本作の発売が決まったという経緯も、いかにも彼ら・ARBらしいですね。 どれも骨っぽくてビートのきいた「これぞ日本のロック」という感じですが、僕のお勧めは「AFTER’ 45」です。非常にシンプルなロック・バラードで、一度聴いたら忘れられない・耳から離れないメロディが印象的です。 もう一つあげるとしたら「HAPPINESS」です、こちらは速いビートのロック・ナンバーで、オールナイト・フジでライブを見たときから好きになりました。 どちらもお勧めです、是非一度聴いてみてください。
http://jp.youtube.com/watch?v=_rCNSWOoWZo
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