 | やはり全米大ヒットした「40歳の童貞男」のジャド・アパトー監督が製作をつとめる、新たなる童貞コメディの爆笑痛快作品です。 童貞喪失に燃える高校生3人の涙ぐましいまでの努力と、フルスイング感あふれる空回りぶりを、ハイテンションかつスピーディに描写しています。 嘘かホントか、物語は脚本家2人(役の名前は彼らと同じ)の実体験に基づいているとか。 俳優陣では、大口を叩きまくるセス役のジョナ・ヒルのボンクラぶりに、ジュールズ役のエマ・ストーンが光りります。 ナンセンスな映画ですが、名作「アメリカン・グラフィティ」に並ぶ“青春の一夜”ものとして、日本未公開がモッタイなさすぎる佳作だと僕は思っています。
高校卒業が近い3人の少年、親友のセス(ジョナ・ヒル)とエバン(マイケル・セラ)、変わり者のフォーゲル(クリストファー・ミンツ=プラッセ)は、お世辞にもモテそうになく、つるんでは下品な会話を楽しみ、童貞喪失と縁がない毎日。そんな3人が、ある女生徒からパーティに誘われる。これで高校卒業までに童貞を捨てられると3人は有頂天に。しかし、未成年が買えないアルコールを入手してきてほしいという彼女の頼みは、3人にとって予想以上に困難で、彼らは四苦八苦しながら長い夜を過ごすことに。
童貞喪失に燃える高校生3人の涙ぐましいまでの努力と、メチャクチャすけべでモテないクンブリをハイテンションかつスピーディーに描写し、全米でスマッシュ・ヒットを記録した爆笑青春コメディです。
口だけは達者なオタク仲間ジョナ・ヒル演じるセスにマイケル・セラ演じるエバン、クリストファー・ミンツ=プラッセ演じるフォーゲルの童貞3人組は未体験のHのことで頭がいっぱいな高校生。進路も決まり卒業間近となった彼らはある日同級生の女の子のベッカやジュールズからパーティーに誘われますが、セスは大見得を切って酒の買い出しも引き受けてしまったのですが、それでもこれを童貞喪失の絶好のチャンスと思い込んだ3人は酒をゲットするためあらゆる行動に出ます。 そしておかしな2人組の警官マイケルズとスレイターとのハチャメチャな連行劇や他人のパーティーに紛れ込むなど、様々なハプニングを経て何とか酒を手に入れようやくパーティー会場に駆けつけたセスたちでしたが・・・。
とにかくドスケベでおかしくてくだらないお話しでしたね、高校生で卒業を前にして大学に行った後のパソコンのエロ・サイトの登録をどうするかとか、普段の会話も女の子とエッチすることしか考えていないどーしょーもない高校生で、お酒を買うためにフォーゲルが手に入れた偽のIDの名前は何故かハワイ出身のマクラビンだし・・・。
ベッカ役のマーサ・マックアイサックにジュールズ役のエマ・ストーンも可愛かったです、やっぱりこの2人はいい娘達だと思ったらその通りでしたが特にエマ・ストーンは可愛いだけじゃなくて賢そうでした、結構パーティーでは意外な展開とのりましたがラストは妙に良かったです。
なんでこんなにジュールズ役のエマ・ストーンに惹かれたのかと思ったら、『ラブ・アクチュアリー』のナタリーのマルティン・マカッチョンに、どことなく似ていたからだと今気がつきました。
セス・グリーンがどこで出てくるのかと思ったらおバカな警官コンビの1人マイケルズでした、もう1人のスレイターもおバカな警官で笑ってしまいました、マクラビンやセスにエバンとのやり取りも楽しかったです。
マイケル・セラは売れっ子になって『ジュノ』を始め色々な映画に出ていますね、どうしょうもないお話しでしたがこういう『青春ずっこけおバカ3人組』という設定が、『ニュー・ガイ』や『チアーズ!』みたいでたまらなく僕の好きなジャンルというかタイプなんですよね。
セスがベッカを悪く言うきっかけになった“あの知らぬ間に書いてしまう絵”が、エンドロールにこれでもかと言うくらい出てくるのもバカバカしくて面白かったです、この甘酸っぱさがたまらなく素晴らしいです、お勧めします。
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