 | 「インファナル・アフェア」シリーズのアンドリュー・ラウ監督が、ハリウッド・デビューを果たした社会派サスペンス・ドラマです。性犯罪歴の登録とその公開という性犯罪の件数が多いアメリカ特有の制度を背景に、性犯罪者を監視する一人の監察官が足を踏み入れる、現代社会が抱える深い闇を大胆に描き出した作品でした。 主演はリチャード・ギア、共演にクレア・デーンズとこれが本格的な女優デビューとなる“奔放な歌姫”アヴリル・ラヴィーン。
公共安全局で18年間性犯罪登録者の監視を続けてきたベテラン監察官バベッジ(リチャード・ギア)は、退職を前に後任の女性アリスン(クレア・デーンズ)への引き継ぎを行うことになった。だが、アリスンは登録者の再犯を信じて疑わないバベッジの姿勢に反発を覚える。そんな中、ある若い女性ハリエット(クリスティーナ・シスコ)の行方不明事件が発生する。家出や失踪の可能性が検討される中、バベッジは女性の消えた状況から自分の担当する犯罪登録者に犯人がいると確信し、アリスンと共に独自の捜査を開始する・・・。
『インファナル・アフェア』シリーズのアンドリュー・ラウ監督が、リチャード・ギアを主演にハリウッドへ進出したサスペンスでした。 行方不明の女性捜しに奔走する犯罪者監察官の姿を描いていて、クレア・デーンズに“奔放な歌姫”アヴリル・ラヴィーンが被害者の一人で映画デビューしていました。
18年間、性犯罪登録者の監察を続けてきた公共安全局のリチャード・ギア演じるエロル・バベッジは退職を間近に控え、後任となるクレア・デーンズ演じるアリスン・ラウリーの指導を任されます。2人で担当地域を巡回する中でアリスンはバベッジの行き過ぎたやり方に反発を覚えますが、そんな中若い女性が行方不明になったとの一報が入ります。家出の可能性も取り沙汰されましたが、バベッジだけは自分の監視し続けますが・・・。
日本でも議論されている性犯罪者の犯罪歴登録と公開という制度を背景にした社会派サスペンスでした、他の犯罪に比べて再犯率が高いと言われる性犯罪者を監視するベテラン監察官を主人公に、行方不明の女性を探そうとするバベッジと新人の部下アリスンの正義と暴走が描かれていました。
今まで「プリティ・ウーマン」などの役柄が多かったリチャード・ギアですが、この『消えた天使』では狂気すら感じさせる公共安全局の監視官を熱演していました、クレア・デーンズが新人でバベッジの後輩となるアリスンを演じていましたが、クレア・デーンズは綺麗なんですが今一つ華が無いと言うかパッとしない印象が強いんですよね。
監督のアンドリュー・ラウもハリウッドリメイクされた「インファナル~」に続き、今回は本人自らの監督としてのハリウッド進出となりました。
期待した“奔放な歌姫”アヴリル・ラヴィーンでしたが、ベアトリスという役名でしたが出演時間が短かったし期待が大きかっただけに何か消化不良気味でしたかね、ラストも悲しい結果だったので次に期待したいと思います。
ラストの犯人も意外という感じでしたし良かったかな、もう少し分かり易くつくって勝負してもらいたかった気もしますがまぁまぁ良かったかな、お勧めします。
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