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「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」をお勧めします。

カザフスタンに怒られないかな、でもくだらないけど面白かったです。

画像:borat9c2.jpg説明
元々主演のサシャ・バロン・コーエンが、TV“Da Ali G Show”(日本未放送。映画版「アリ・G」は公開)で演じた超KY男、ボラットを映画化したものです。
“Da Ali〜”から時間は経ちましたが、全米だけで1億3000万ドル近い興収を稼ぐ予想外の大ヒットに(公開から2週連続全米No.1)なってビックリ!!
勝手に撮影されて立腹した一般人から訴えられたなど噂されましたが、疑似ドキュメンタリーということで笑って許した人も多いはず。ボラットもとてもヘンですが、彼の視点から米国人の生活が批評精神たっぷりに描かれ、キワモノと済ませられない見ごたえがある映画でした。アカデミー賞の脚色賞にノミネートされました。


 カザフスタン国営TVのレポーター、ボラット(サシャ・バロン・コーエン)は、祖国カザフスタンの発展のため米文化を学ぼうとプロデューサーのアザマートと渡米。最初に着いたNYで米国式ジョークを教える専門家やフェミニストの女性たちと会うが、ボラットにすれば彼らのほうが非常識。そんなボラットはTVで見かけたセクシー女優パメラ・アンダーソンに一目惚れし、彼女に会おうと陸路を西海岸に急ぐが、途中で通った南部の町で様々な米国人と出会い……!?


カザフスタンのテレビ・リポーターがアメリカ文化を学ぼうと渡米、行く先々で珍騒動を巻き起こすコメディです。
疑似ドキュメンタリー風の演出が独特なユーモアを醸し出していますがパメラ・アンダーソンまで出ていました、が主演のサシャ・バロン・コーエンが物凄くばかばかしくて良かったです。

全米で予想外の大ヒットを記録したらしいですがここまで悪のりすると問題になるんじゃないのと思っていたら、あまりにも過激な内容とふざけすぎたせいで数々の訴訟問題を引き起こし、果ては国際問題にも発展するなど一大センセーションを巻き起こしたそうです、コメディ・ドキュメンタリーと銘打っていますかここまで来るともはやコメディ・ドキュメンタリーとは言えないかもしれませんね。

イギリスの人気コメディアンのサシャ・バロン・コーエン扮する主人公ボラットは、彼のTVショー「Da Ali G Show」の中の人気キャラクターでカザフスタン国営テレビの看板レポーター。
そのボラットが“祖国”カザフスタンの発展のためにアメリカと合衆国の文化を学び、カザフスタン国民へ向けてレポートすると称して事情を知らない善良なアメリカ市民に突撃取材を敢行し、各地で大騒動を巻き起こしていく一部始終がゲリラスタイルの撮影でフィルムに収められています。

サシャ・バロン・コーエン自身がユダヤ系であることを逆手に取った過激な人種差別ネタが始めから出てきます、ユダヤ系だからといっても許されないことだとは思いましたが“ユダヤ人追い祭り”は笑ってしまいました。
アメリカと合衆国のテレビ・ドラマの『ベイウォッチ』で見かけた金髪の美女C.J.を好きになった、パメラ・アンダーソンに逢うためにひたすらカリフォルニアへと向かうんですがNYからカリフォルニアへと向かう道中でも色々なことが起こり、敏腕プロデューサーのアザマットとケンカ別れするんですが見ているこちらの気持ち悪くなるくらい2人のケンカ、果たしてボラットは『処女パメラ』に逢って妻にすることが出来るのでしょうか・・・。

笑いのためには危険も顧みないコメディアン魂を発揮し豪快に下半身を露出もしつつ、取材される人々の偽善の裏に潜む本音を暴き出して巧い文明批評も展開していきますが、しかしちょっとヤリスギの感じはありましたかね? パメラ・アンダーソンは知っていたくさいですね、要人にあんなことしたらその場で撃ち殺されますからね。

でも下らなかったですがとても面白かったです、カザフスタンは本当にあんなヒドイ国なんですかね、お勧めします。