 | 「コヨーテ・アグリー」「恋とスフレと娘とわたし」のパイパー・ペラーボ、「300」の王妃ゴルゴ役が印象深いレナ・ヘディという注目の女優2人が共演したラブコメディです。 新婚で幸せの絶頂にいるはずの花嫁が、結婚式の花係だった女性に恋をした・・・。一方、新郎の友人も式の際に同じ女性に目を付けて・・・。 何も知らず友人の恋を応援しようとする夫、不倫の同性愛関係にためらいながらも惹かれあう2人の女性と、複雑な恋愛模様が描かれていきます。 勢いのある女優2人の共演が見ものです、監督は本作がデビューとなるイギリス出身のオル・パーカー。
恋人ヘック(マシュー・グード)とついに結婚し、幸せをつかんだレイチェル(パイパー・ペラーボ)。だが、彼女はその結婚式当日に会場で花担当をしていたルース(レナ・ヘディ)という女性に同性でありながら惹かれていた。また、ヘックの友人クーパーもルースに一目惚れし、接近しようとしている。しかし、当のルースは実はレズビアンで、彼女もレイチェルに恋愛感情を抱いていたのだった。こうして、幸せな家庭を築こうとしている優しい夫ヘックをよそにルースとますます惹かれ合い、恋愛関係へと発展していくレイチェルだが…。
幸せいっぱいのはずの花嫁が結婚式の最中に、出会った同性の女の子に恋をしてしまい、花嫁の夫とその友人も絡めた四角い恋愛関係が紡ぐ、複雑な恋愛模様を描いた一風変わったロマンチック・コメディです。 傑作『コヨーテ・アグリー』で共演したマリア・ベロやブリジット・モイナハンらを横目に、今ひとつ出演作に恵まれ無かったパイパー・ペラーボが、『300<スリー・ハンドレッド>』のレナ・ヘディと共演した作品です。 レナ・ヘディ演じるルースはレイチェルとヘクターの結婚式の花係、花嫁のパイパー・ペラーボ演じるレイチェルに出逢いお互いに惹かれ合います、ルースはゲイで人のモノには手を出さない主義でその場は手を引きます。 レイチェルがルースを食事に招待して、ヘクターの友人の女ったらしのクープとくっつけようとしますが、やがてレイチェルもルースもお互いの気持ちを押さえきれず・・・。 説明文から受けた印象はもう少しコメディ色の強い作品なのか、と思いましたが思ったよりも真面目で深いお話でした、でも実際結婚した後や子供をもうけた後にカミングアウトする人がいるということを聞くと、こういう結末もありかなぁと思ってしまいました。 レナ・ヘディは『300<スリー・ハンドレッド>』の前にこの作品に出演したことになりますが、この作品などの好演が『300<スリー・ハンドレッド>』の王妃役に繋がったのでしょう、ちょっと大人の“キーラ・ナイトレイ”みたいで可愛らしいところもあって新しいレナ・ヘディの魅力を知った思いがしました。 パイパー・ペラーボもマシュー・グード演じるヘクターの妻から、ルースの愛を受け止めるレイチェルを好演していました、真面目な印象を受けるから説得力が有るというか、「男を好きになって結婚までしたのにナンデ?」なんて疑問も消えてしまった感じです。 ヘンリエッタを演じる女の子が、気が強くてキュートな女の子を演じますが可愛らしかったです、ルースの友達のイーディという女の子も魅力的でした。 しかしアメリカ人は今でも披露宴で“デッド・オア・アライブ”で盛り上がるんですかね、湿りがちな結末もヘクターの明るい未来を予感させるラストも救われた気分だったかな、パイパー・ペラーボとレナ・ヘディのカップルも素敵でした、レイチェルの“車の上からの叫び”も面白かったです、お勧めします。 |