 | 「モンスター」でアカデミー賞主演女優賞に輝いたシャーリーズ・セロンが、超人的な身体能力を誇る未来の女戦士に扮したSFアクションです。TVの人気アニメ・シリーズを基に、「ガールファイト」のカリン・クサマ監督が実写映画化しました。 新種のウイルスで人類のほとんどが死滅し、わずかな生存者たちも隔離された都市で一部支配層の圧制下に置かれるという未来世界を舞台に、自由のために戦う反乱組織のエージェント、イーオンの闘いを描いています。バレリーナ志願だったというセロンが、その柔軟な肉体を駆使して熱演した見事なアクションが見ものです。 共演はフランシス・マクドーマンドにソフィー・オコネドー、マートン・ソーカスにピート・ポスルスウェイトなどです。
西暦2011年、人類は新種のウィルスにより99%が死滅、科学者トレバー・グッドチャイルド(マートン・ソーカス)が開発したワクチンのおかげでなんとかぎりぎりのところで全滅を免れた。生き残った500万人は汚染された外界から隔てられた都市ブレーニャで安全かつ平和な生活を送るようになる。しかし西暦2415年、トレバーの子孫と科学者で構成された政府は秩序維持の名の下に圧政を敷いていた。そんな政府に強い疑いを抱く反政府組織“モニカン”は、最強戦士イーオン・フラックス(シャーリーズ・セロン)に君主暗殺を命じ、政府の中枢である要塞へと送り込むのだった…。
『モンスター』でアカデミー賞の最優秀主演女優賞を獲得したシャーリーズ・セロンが、超人的な身体能力を持つ女戦士に扮したSFアクションです、殆ど話題にのぼらなかった映画でしたのでどんな出来映えなのか確かめてみたかったです。 ウィルスに感染により人類の99%が死滅した近未来で、隔離都市で独裁者の圧制に苦しむ生存者達の自由を取り戻すため、政府反逆革命組織モニカンの一員であるシャリーズ・セロン演じるイーオン・フラックスが政府に立ち向かいます。 シャーリーズ・セロンはトランポリンや空手などのトレーニングを重ねて初の本格的なアクションに挑んだそうですが、なかなかアクション・シーンもサマになっていて美しくてカッコ良かったです、2年くらい前にこの『イーオン・フラックス』の画像だけ手に入れていた僕には、いったいシャーリーズ・セロンは何をやっているのだろうと不思議で仕方ありませんでした。これはアメリカでは2005年に封切られた作品みたいで日本で僕が見られたは遅かったんですね、マスコミ間でもそんなに話題にのぼらなかった作品でしたしね。 シャーリーズは撮影中に何度もケガをしたらしいですが、元バレエダンサーでバレリーナを目指していた経験も活かしながら優雅でアクロバティックな演技を披露していました、黒のボディスーツ姿も彼女の美しさを引き立てていましたし、元バレエ・ダンサーらしく身体のラインが素晴らしく綺麗でした、いきなりオープニングで飛んでいるハエ(蜂?)を瞼で捕まえたりもしてましたしね。 4・50年後の近未来が舞台でしたので少し衣装も近未来的なモノが多かったですが、中にはシャリーズ・セロンだから着こなせるけど凄いデザインの服だなぁと思うモノもありました、しかしシャリーズ・セロンは溜め息が出てしまうほど美しかったです、こんなに美しくて優雅な女の人がいるんだなぁと思わされました。 トレヴァーとオーレン兄弟のグッドチャイルドというウィルスの特効薬を開発した一族を、妹を殺されて敵討ちに燃えるイーオン・フラックスが殺害しようと試みますが、敵の最高指令官のトレヴァーはイーオンをキャサリンと呼びオーレンは兄のトレヴァーを失脚させようと企んでいて・・・。 ハンドラー役のフランシス・マクドーマンドにイーオンの妹ウーナ役のアメリア・ワーナーも素敵でした、両足が“腕”のソフィー・オコネドー演じるシサンドラも面白かったしキーパー=管理人のピート・ポスルスウェイトも上手かった、トレヴァーの演技もストーリーもしっかりしていて面白かったです、少し地味な感じは否めませんでしたがシャリーズ・セロンのイーオン・フラックスを見るだけでも価値はあります、お勧めします。
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