 | リュック・ベッソン製作・脚本によるカーアクション・コメディ第4弾です、本国フランスでは累計2700万人を動員するという、国民的人気のシリーズとなっているそうです。 今回は護送中に脱走した凶悪犯とその一味を敵役に、主人公ダニエルと刑事エミリアン、そしてエミリアンの愛妻で美人刑事のペトラが大活躍します、残念ながらマリオン・コティヤールは今回は出ていませんす。 恒例の爆走シーンはもちろん健在でした、ダニエルの駆る愛車はプジョー406から407へとバージョンアップし、時速312.8キロを叩き出していました。 出演は「スズメバチ」のサミー・ナセリと「ルーヴルの怪人」のフレデリック・ディファンタールの主役2人に、フランス代表のサッカー選手ジブリル・シセが本人役でゲスト出演していました。
レーシング仕様に改造したプジョー407でマルセイユを駆け抜けるタクシー運転手ダニエル(サミー・ナセリ)と、相変わらずドジばかり踏んでいる刑事エミリアン(フレデリック・ディファンタール)。彼らは、それぞれ成長した息子たちのサッカー見学に興じるなど穏やかな日常を過ごしていた。そんなある日、エミリアンに、17ヶ国から指名手配され“ベルギーの怪物”と呼ばれる凶悪犯を護送する、という重要任務が舞い込んでくる。だが、無事に署まで連行したのも束の間、エミリアンのドジが原因で逃亡されてしまう。そこで、エミリアンはダニエルの協力を得て犯人一味の逃走先であるモナコへ急行。一方、エミリアンの妻で美人刑事のペトラ(エマ・シェーベルイ=ヴィークルンド)は独り凶悪犯の一味へ潜入、危険な極秘捜査に当たっていたが…。
『アーサーとミニモイの不思議な国』のリュック・ベッソンが、製作・脚本を務める人気シリーズ『TAXi』の第4弾です。 スピード狂のタクシー・ドライバーのサミー・ナセリと、ドジばかりの熱血刑事エミリアンのフレデリック・ディーファンタルが、凶悪犯を追ってマルセイユからモナコへと爆走します。 最高時速312.8キロの爆走シーンは迫力満点でしたが、今回はコメディ色を強めていて影の主役のタクシーをリニューアルさせたそうです、ベースをプジョーの407に進化させてより速く過激にパワー・アップしてました。 最近のリュック・ベッソン作品は今ひとつ面白くなくて内容もイマイチ、以前『スター・ウォーズ』の新作の脚本を凄くこき下ろしていたけれど、今の彼の作品は彼がこき下ろしていた『スター・ウォーズ シリーズ』よりも遥かにつまらない作品が多いですからね、監督を辞めると言い出したかと思ったらいきなりやったりと不安定ですからね、リリー役のマリオン・コディヤールも出ていないようなので心配していました。 オープニングでサッカー音痴のジベール署長の護衛からエミリアンがダニエルを呼び、ジブリル・シセ選手本人をマルセイユまでタクシーで運ぶのは迫力ありました、グラウンドにシセを届けるのですが結構臨場感も味わえて面白かったです。 ダニエルにエミリアンはマリオン・コディヤール演じるリリー(今回はパリの装飾店に行っていて登場なし)とペトラのあいだに、前作の時にはお腹にいた息子に恵まれていて、2家族はとても仲の良い家族でリリーの父親の将軍にも子供達は可愛がられていました。 コメディ色を強くしたらしいですが確かにジベール署長やエミリアンや仲間達の、バカっぷりはパワー・アップしてました凶悪犯フェニモアも、大して頭の良いとは言えない手で逃がしてしまいました、確かにコメディ色は強くなったといえば強くなった感じはしましたが、秘密捜査中のペトラもフェニモア一味と行動を共にしていました。 コメディ色が強くなったと言えばそんな感じもしましたが、なんか『TAXi』という映画の持つ“スピード感”や“独特の魅力”が失われてしまったような気もしました、それなりに今回も笑える映画になっていましたがもはや『TAXi』とは言えない映画になっていた気がしました、取り敢えず笑えたのでお勧めしときます。
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