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「ウェズリー・スナイプス ハード・ラック」●をお勧めします。

ウェズリー・スナイプス作品としては、かなりいい方だったかな?!

画像:hardluck.jpg説明
「ブレイド」シリーズなどのアクションスター、ウェズリー・スナイプスがツキに見放された元ギャングを熱演したハード・アクション&サスペンスです、ラブ・ストーリーもチョコっとあったかな。
銃密売事件と、潜入捜査をしていた警察との争いに巻き込まれ、どさくさ紛れに金を盗んだ主人公の逃亡劇をメインストーリーに、謎の男女による連続猟奇殺人をサイドストーリーとして2つの物語が並行して描かれていきます。なかなかかみ合わない両者が1つになったとき、意外で痛快なエンディングが訪れるという凝った仕掛けでした。
「黒豹のバラード」のマリオ・ヴァン・ピーブルズが監督・脚本と共演もこなしています、他に「ワン・モア・タイム」のシビル・シェパードや「N.Y.式ハッピー・セラピー」などの名脇役ルイス・ガスマン、ジャッキー・キノネス。


 元大物ギャングのラッキー(ウェズリー・スナイプス)は、服役を経てまっとうに暮らそうと考えていた。だがその矢先、かつての仲間から無理に誘われたパーティの会場で、彼は武器密売の現場に立ち会うはめになってしまう。やがて店の一室で取引が始まるが、実は買い手の男たちは警察の囮捜査官だった。銃撃戦の中、どさくさに紛れたラッキーは金が入ったケースを奪い、店のストリップ・ダンサー、アンジェラ(ジャッキー・キノネス
)を人質にして逃走するのだが……。


アクション・スターのウェズリー・スナイプスが、ツキに見放された元ギャングを熱演していました、最近は出来不出来の激しい彼ウェズリー・スナイプスのアクションです。
銃の密売中に潜入捜査をしていた警察との争いに巻き込まれて、どさくさ紛れに金を盗んだラッキーは踊り子のカルメンを道連れに逃亡します、そんな彼の逃亡劇と謎の男女による連続猟奇殺人事件が並行して描かれていました。
主演のウェズリー・スナイプス演じるラッキーは服役中に知り合ったケースワーカーのフェローミンと、やっとのことでモノにしますが憩室炎の手術中にハリケーンの“カトリーナ”に襲われ、愛するフェローミンと愛犬を失い今は更正していましたがついていないラッキーは事件に巻き込まれます。
ウェズリー・スナイプスは確かに最近の主演作品に恵まれていませんかね、この人はマイケル・ジャクソンの『BAD』や『メジャーリーグ』のように“特徴のある愛すべき脇役”が似合っている気がするので、今回もあまり期待していなかったのですが結構面白い作品になっていました。
連続猟奇殺人事件とウェズリー・スナイプス演じるラッキーが、いったいどう繋がってくるのか見ものでしたが、ちょっと強引で割とありがちだったけどなかなか良かったかな、ラストもついていない男の映画としては“王道”のような展開でしたが、面白く見られました。
ルイス・ガスマンの役所にも大笑いさせてもらいましたが、連続猟奇殺人のアベックの犯人の女性ジェーンにシビル・シェパードが当たっていたのは嬉しかったです、しかしなんで彼女あんまり映画に出ないのにこんな映画に出たのかな?凄く前は美人だったので『ラスト・ショー』や『ワン・モア・タイム』を見てください。
勉強になったのは日本では『痛いの痛いの飛んでいけ』と言うのを、カルメン=アンジェラの故郷のプエルトリコでは『治れ治れカエルのオシリ、今日じゃなきゃ明日こそ』って言うんですね、アンジェラ役のジャッキー・キノネスが物凄くスタイルも素晴らしくて可愛かったです、たまには面白かったウェズリー・スナイプス作品でした、お勧めします。