>>一覧  >>修正   前へ<<  >>次へ


「恋愛睡眠のすすめ」をお勧めします。

ガエル・ガルシア・ベルナル君、やっぱ凄いです。

画像:renaisuiminno1201.jpg説明
「ヒューマンネイチュア」「エターナル・サンシャイン」の奇才・ミシェル・ゴンドリー監督が、初めて自ら脚本も手掛けた長編監督第3作です。
恋に不器用な冴えない青年が、片想いしていた隣人の美女と夢の中で恋愛を成就させ、次第に夢と現実を混同させてしまうさまを、シュールかつ奇想天外なヴィジュアルで綴るキュートなファンタジー・ラブコメディです。主演は「モーターサイクル・ダイアリーズ」のガエル・ガルシア・ベルナル、共演に「なまいきシャルロット」のシャルロット・ゲンズブールに、ミュウ=ミュウなど。

 
 シャイで不器用な青年ステファン(ガエル・ガルシア・ベルナル)は、仕事も恋愛も失敗ばかりの冴えない人生を送っていた。ある時、メキシコで一緒に暮らしていた父が他界し、彼は母の暮らすパリへと帰郷する。母クリスチーヌ(ミュウ=ミュウ)が大家をしているアパートに住み、仕事先も見つけてもらったステファンだったが、結局それまでとあまり代わり映えしない日々に落胆する。そんなステファンの隣の部屋には、引っ越してきたばかりの知的な女性ステファニー(シャルロット・ゲンズブール)がいた。いつしか彼女に恋してしまったステファンは、現実とは裏腹に、夢の中ではステファニーと理想的な恋愛を繰り広げていくのだが…。


『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督、『モーターサイクル・ダイアリーズ』のガエル・ガルシア・ベルナル、シャルロット・ゲンズブールが組んだメルヘンチックな恋物語です。
仕事も恋も上手く行かない青年ステファンが心機一転メキシコからパリへ移住、そして隣人の女性ステファニーに恋するもうまくいかず、夢の中で彼女と理想的な恋愛を展開させますがやがて夢と現実の区別がつかなくなって・・・。
ガエル・ガルシア・ベルナル君にシャルロット・ゲンズブールの組み合わせが、何か一見ミスマッチのように思えますがハマってました、なかなかキュートなラブ・ストーリーに仕上がっていたと思います。
監督のミシェル・ゴンドリーの自伝的なストーリーみたいでした、実際に彼が住んでいたアパートがロケーションの現場となっていたり、ステファンの仕事が若き日の監督の職業のカレンダーのデザイナーだったりしてました。
ガエル君演じるステファンが父が亡くなってパリに戻る所から映画は始まります、彼は引っ越した先の隣に住むシャルロット・ゲンズブール演じるステファニーに恋をしますが、やがてその思いは現実と夢との区別がつかない不思議な世界に突入していきます。
映像は時々クローネンバーグ風になったり『エターナル・サンシャイン』風になったりと、こちらが現実か夢なのか混乱してしまう程でした、少々忙しくて煩わしく思える所もありましたがとても幻想的でした、『一秒タイム・マシン』の存在も凄く面白かったです。
もう少し違った感じのラブ・ストーリーも見たかったし、『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督なら出来たのではないかなぁと思いましたが、これもナカナカ面白い映画だったと思えます、お勧めします。