 | 松本が企画と主演を兼ねて映画監督デビューを果たした話題作です。どこにでもいる30代後半の男性が実はヒーローだった、という謎だらけの内容と、松本の考える“ヒーロー像”を描いていました。コントともドキュメンタリーとも言えない、不思議なジャンルを築き上げていました。竹内力、UA、神木隆之介、そして板尾創路という豪華で異色なキャストも話題になりましたね。また、カンヌ国際映画祭監督週間に正式招待されました。
一人の男がテレビ・クルーの取材を受けている。彼の名前は大佐藤(松本人志)。有事の際に、政府の依頼を受けて事態の解決に尽力することを生業としていた。そしてクルーたちは、そんな大佐藤の日常に完全密着していたのだが…。
ダウンタウンの松本人志が企画・初監督・主演した、異色のエンターテイメント作品とのことでした。 どこにでもいる30代後半の男性が実はヒーローだった、という謎だらけの内容と松本の考える“ヒーロー像”が見物だったかな? 『ダウンタウン』や『松本人志』が好きではない僕にはある種拷問のような映画でしたが、コントともドキュメンタリーとも言える新しいジャンルに分類される作品なんでしょうが、これをカンヌまで持っていくという神経が僕には理解できませんでした。 竹内力にUAに神木隆之介、板尾釧路とキャストは皆一癖も二癖もある人達が集まりました、これも松本や吉本興業の力なんでしょうね。 大佐藤という男が松本人志演じる主人公で実は『大日本人』というヒーローという設定で、彼やまわりの人にインタビュアーが色々と訊いてまわるという展開でした。 映画を観ていて『この男は映画をどう考えているのかな』と思いました、ストーリーの端々に悔しいですが松本の笑いのセンスは感じられますがなんかそれだけ、皮肉を交えているつもりなんだろうけど映画が好きで『彼の笑いが駄目』な僕にはまわりで言われている程の作品には思えませんでした、特にラストはシニカルたっぷりのつもりなんだろうけど酷かったかな。 どうせ彼のファンは沢山いるだろうし僕1人が松本人志を批判しても、彼や彼のファンにはどうってことないでしょう、怪物が誰をパロディにしているかは良く分かりましたが、スタッフいじりや共演者いじりはとんねるずの方が上でしたね。 『ダウンタウン・ファン』や『松本人志ファン』には面白い映画になっているかな、竹内力の使い方にはビックリさせられましたしかなり笑える作品でしたが、それでもやっぱり『お笑い映画』にしか思えませんでした、2時間も松本人志に付き合った自分を褒めたいと思います、まぁ見たい方はどうぞ。 |