 | 一歩間違えば自分も命を落としかねない、危険な海難救助に尽力する沿岸警備隊員たちを、尊敬の念をこめて創られた作品でした。ケヴィン・コスナーが物語の中心となる伝説のベテラン隊員を熱演し、一時期の低迷を吹き飛ばすようなヒットを飛ばした感動のレスキュー・アドベンチャーでした。 沿岸警備隊員の訓練校が主な舞台という内容から、アメリカ版「海猿」との評判を呼び、日本でもヒットを記録しました。コスナー演じる教官と対立しながらやがて強い絆を結ぶ訓練生を、「バタフライ・エフェクト」のアシュトン・カッチャーが演じ、メリッサ・サージミラーがガール・フレンドを好演していました。監督は「逃亡者」のアンドリュー・デイヴィスです。 これまでに200名以上もの遭難者の人命を救ってきた伝説のレスキュー・スイマー、ベン・ランドール(ケヴィン・コスナー)。しかしある時、任務中に大切な相棒を失い、心身に深い傷を負ってしまう。現場の第一線から退いた彼は、レスキュー隊員のエリートを育成する“Aスクール”に教官として赴任する。彼はそこで、元高校の水泳チャンピオンだった訓練生、ジェイク・フィッシャー(アシュトン・カッチャー)と出会う。軍隊をもしのぐ過酷な訓練で抜群の能力を発揮するジェイクだったが、彼にもまた、消すことの出来ない深い心の傷があった。そんなジェイクに、ベンは本当に大切なものを伝えていく…。
いままで数多くのヒーローを演じてきたケヴィン・コスナーが、死と隣り合わせの危険な任務に当たる沿岸警備隊を舞台に、伝説のレスキュー隊員と彼に憧れる訓練生との葛藤と絆を描いています。くららさんが準ミス決定後初の仕事がこの映画のプレミアだったから、レッド・カーペット上のくららさんや大魔神夫妻らと共によく覚えていました。 アシュトン・カッチャーが若き訓練生に扮して、コスナー演じる伝説のレスキュー隊員に憧れる訓練生を熱演していました、コスナーはやっぱりヒーローを演じたがりますけど、『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』や『ダンス・ウィズ・ウルブズ』のように面白ければいいですかね。 仕事に入れ込み過ぎて奥さんのヘレンに別れられる寸前に、ベンは救護中のヘリの墜落事故で上官のいつも悪役をやるハドラー大佐(クランシー・ブラウン)から、救難士の教官になるように命じられて仕方なく教官となるベンでした。 救難士の妻ならもっと旦那の仕事を理解しろよと思ってしまいますが、実際救難士(救命士)の妻も大変なんでしょうね、『海猿』で上官の奥さんが同じような問題を抱えていたり、離婚した夫婦もいましたっけ。 基本的にはアメリカ版『海猿』ですが“救難士”も日本の“海猿”も同じようなモノですね、訓練や相棒を『バディ』と呼んで大切にする事も同じでした。 学校の側のバーのベンと仲の良い女主人が離婚問題や失った親友で落ち込むベンに、『重ねた年齢って、稼いだものだと思う』と言いますと助言します、アシュトンもまた暗い過去を引きずってもがいていて、次第にベンの事を憧れるようになっていくジェイクを熱演していました。海軍の将校用のバーでのやりとりもおかしかったです。 メリッサ・サージミラーは可愛かったですね、教師でジェイクの恋人役を好演していますがとても爽やかな感じのする女優さんですね、これから伸びてくると思いますよ。 基本的にはアメリカ版『海猿』といった感じでコスナーの英雄的な役ベンも、嫌な感じも無くて『ティン・カップ』『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』以来久々に大当たりだったような気がしました、ベンの覚えていた数字やアシュトンら共演者たちの活躍も良かったです、お勧めします。 |