 | 深夜近い午後11時14分、田舎道で飲酒運転をしていた青年の車が何かに衝突しました。それは、無惨に顔の潰れた死体だった・・・・。 この事件を終端として、何が起こったのか? 誰がやったのか? と時間を遡りながら複雑に絡み合う5つのエピソードを描いてゆく群像サスペンスでした、犯罪サスペンス・ホラー映画でこういった作風の映画は珍しいんじゃないかな?? 「ミリオンダラー・ベイビー」のオスカー女優ヒラリー・スカンク、「ゴースト ニューヨークの幻」も懐かしいパトリック・スウェイジ、「シーズ・オール・ザット」のレイチェル・リー・クックに「E>T>」から見事に復活のヘンリー・トーマスなど個性派のキャストが揃いました。観終わった後、もう一度頭から観たくなるトリッキーな構成が見ものだったかな??
青年ジャック(ヘンリー・トーマス)は、“鹿に注意”と標識も出ている田舎町の道を飲酒運転で飛ばしていた。午後11時14分、彼は強い衝撃を感じて車を急停止する。鹿を撥ねたかと思って外に出た彼が見たものは、無惨に顔が潰れた死体だった……。その少し前、友人たちとふざけながらドライブしていたティミー(スターク・サンズ)は、飛び出してきた女性を撥ねてしまった。彼らが呆然としていると、見知らぬ男が現われていきなり銃を発砲する。そのさらに少し前、犬の散歩のため家を出たフランク(パトリック・スウェイジ)は、墓地の入り口で娘シェリー(レイチェル・リー・クック)の名が入ったネームプレートを拾う。そしてその先には、墓石で顔を潰された娘のボーイフレンドの死体が。フランクは娘のため、事件を隠蔽しようとするのだが……。
午後11時14分に、田舎町を飲酒運転していた青年の車に顔の潰れた死体が当たり・・・。 この不可思議な事件に向けて時間を遡りながら、複雑に絡み合う5つのエピソードを描いた“群像サスペンス”でした。 レイチェル・リー・クックに“アネット・ベニングのオスカーを二度も阻んだ女”ヒラリー・スカンク、『E.T.』から見事に復活したヘンリー・トーマスに『ゴースト』以降不遇な状態が続いているパトリック・スウェイジなどが出てました。 ヘンリー・トーマスの車の上に顔の潰れた死体が降ってきたことから物語は始まります、窓からオシッコをしようとして女の子をひいてしまいその内の一人がペニスを切り落としたバカ学生トリオ、恋人を妊娠させてしまい友人の女の子が働いている店に子供を降ろす金欲しさに盗みに来た男。妊娠をしたと2人の男を騙して別の男と街を逃げ出そうとする女に、その娘を心配して墓地の娘のかかわったと思われる男。 事故のあった一夜の狂想曲が綴られていますが、全てのはじまりである『顔の潰れた死体』が最後には結構見事に全ての話を繋いでいきます。 シリアスなムードだったりコメディ的でもあったり、最後には全ての謎が明らかになるんですが観ているこちらは引き込まれていきます、ホラーなのかコメディなのか分かりませんが結構楽しい物語でした、お勧めします。 |