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「今宵、フィッツジェラルド劇場で」をお勧めします。

「M★A★S★H マッシュ」もコメディの傑作でしたが、これも素晴らしかったです。

画像:koyoiPwL.jpg説明
2006年11月20日、惜しまれつつこの世を去った巨匠ロバート・アルトマン監督の遺作となった、シニカルでハートウォーミグな群像ドラマです。
実在の人気ラジオ番組「プレイリー・ホーム・コンパニオン」をモチーフに、番組の名物司会者ギャリソン・キーラー本人が手がけた脚本を、豪華キャストでアルトマン監督が映画化しました。
長年続いた公開ラジオショウがついに最終回を迎え、様々な思いを胸にステージに立つ出演者それぞれの悲喜こもごもの人生模様が、哀感とユーモアを織り交ぜつつ、アルトマン監督ならではの軽妙な語り口で鮮やかに綴られていました。


 ミネソタ州セントポールのフィッツジェラルド劇場。毎週土曜の夜、ここで長年に渡って公開生中継が行われてきた人気ラジオショウ「プレイリー・ホーム・コンパニオン」。この日も収録を前に、出演者たちが次々と楽屋入りする。下ネタいっぱいのカウボーイシンガー、ダスティ&レフティ(ウディ・ハレルソン&ジョン・C・ライリー)、ベテランシンガー、チャック(L・Q・ジョーンズ)、カントリー・デュオのジョンソン姉妹(メリル・ストリープ&リリー・トムリン)。妹ヨランダ(メリル・ストリープ)は娘のローラ(リンジー・ローハン)も同伴させていた。一方、番組の保安係ガイ(ケヴィン・クライン)は、劇場に現れる謎めいた美女”デンジャラス・ウーマン”(ヴァージニア・マドセン)の噂を口にする。そんな中、今宵も司会者ギャリソン・キーラー(ギャリソン・キーラー)のいつもと変わらぬ名調子で番組はスタートした。実は、テキサスの大企業によってラジオ局が買収されてしまい、これが最後の放送になることが決まっていた。しかし、キーラーはなかなかそのことをリスナーに切り出せなかった…。


『M★A★S★H』『ショート・カッツ』のロバート・アルトマン監督の遺作となった作品で、メリル・ストリープやウディ・ハレルソンにトミー・リー・ジョーンズ、ケヴィン・クラインにジョン・C・ライリーにヴァージニア・マドセンら沢山のキャスト達の織りなす、見事なアンサンブルが素晴らしかったです。
フィッツジェラルド劇場での最後になったラジオ・ショーの舞台裏での、それぞれの一夜の出来事を捉えた作品で、メリル・ストリープやリリー・トムリンにキーラーの見事な歌声が聴けましたし、ウディ・ハレルソンにジョン・C・ライリーなども生き生きとカントリー歌手を演じ上げていました。
劇場でチャックという年老いた仲間が亡くなった時に、ケヴィン・クラインがウディ・ハレルソンの切った電話に指を挟まれたくだりには大笑いしました、メリル・ストリープと元夫のキーラーとのやりとりなど、細かな所まで描いているのがロバート・アルトマン監督らしいなぁと感じました。
最後のショーの最中に仲間が亡くなったり、会社の“首切り人”と呼ばれているクルーエット役のトミー・リー・ジョーンズが現れたり、天使という”デンジャラス・ウーマン”(ヴァージニア・マドセン)・アスフォデルは登場するし、いったいこのフィッツジェラルド劇場の皆はどうなってしまうのでしょうか・・・・。
カウボーイ・コンビのウディ・ハレルソンとジョン・C・ライリーのダスティとレフティが、“下品な冗談が大好きだ”という歌を仲間の「最終回なのに」と言う批判の中で歌うんだけど面白かったですね〜、
さて、このフィッツジェラルド劇場での最後のショーはどうなってしまうのでしょうか、”デンジャラス・ウーマン”のヴァージニア・マドセンはいったい何者なのでしょうかね最後まで飽きさせない映画でした、リンジー・ローハンも素敵な映画に出られましたね、お勧めします。