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「遺体安置室−死霊のめざめ−」をお勧めします。

「悪魔のいけにえ」の、トビー・フーパー監督作品です。

画像:fahmth01.jpg説明
「悪魔のいけにえ」で世界中の映画ファンを震え上がらせ、近年も各国の恐怖の達人たちが集結して作り上げた話題のホラー・アンソロジー、「マスターズ・オブ・ホラー」の第1、第2シーズンに続けて登場してその実力を遺憾なく発揮しているトビー・フーパー監督。その彼が、呪われた屋敷に引っ越してきた母子一家に襲いかかる恐怖を、ブラックな笑いを織り交ぜながら描いた作品です。出演は「新スター・トレック」シリーズのデニース・クロスビーに、「シンデレラ・ストーリー 」のダン・バードなど。


 夫を亡くした後、新たな生活をスタートすべく、十代の息子ジョナサン(ダン・バード)と娘のジェイミー(ステファニー・パットン)と共に、カリフォルニアの田舎町にある屋敷へと引っ越してきたレスリー(デニース・クロスビー)。墓場に隣接したその屋敷は、前の住人の葬儀屋一家が変死した後、長いこと放置されたままとなっており、地元の住人たちは、その一家の息子の不気味な霊が今なお住み着いていると噂していた。子供たちが気味悪がるのにお構いなく、レスリーは地元の新たな葬儀屋として屋敷の地下の遺体安置室で死体の防腐処理作業に取りかかるが、やがて死人たちが次々と蘇り、ゾンビとなって彼らに襲いかかるようになり…。


『悪魔のいけにえ』や『スペース・バンパイア』のトビー・フーパーが、ブラックな笑いを織り交ぜながら描く絶叫系ホラー映画です。
墓地の近くに引っ越してきた母子を、蘇った墓地の死人たちが襲います。
父親を亡くした家族が再起のために新居に越してくる場面から始まりますが、葬儀屋の隣ということもあって棺が家のアチコチにあって、いかにもオープニングから何か出そうな雰囲気でした。
しかしアメリカは引っ越した先が葬儀屋だと、家業とかに関係なく葬儀屋を継がないといけないんですかね、契約上仕方なくなら分かりますが・・・。
何かの登場を予感させるつくりと少しコミカルな前半から、畳みかけるようにモンスターが現れてそのモンスターとひたすら闘う中盤以降は手に汗握る展開です、そして意表を付くようなラストとかなり見応えがありました。
最近のトビー・フーパーの作品らしいつくりでしたね、ストーリー展開や『マスターズ・オブ・ホラー』の「ダンス・オブ・ザ・デッド」でも出てきたダイナーに、一風変わったゾンビとトビー・フーパーらしい映画でした、お勧めします。