 | 内容的にはシリーズではないですが、スティーヴン・セガール印のアクションとして“沈黙”の邦題が与えられている痛快作の1つです。 今作では特殊部隊員など精鋭兵士を催眠洗脳し、スリーパー・テロリストに変えてしまうという邪悪な組織との戦いが繰り広げられています。セガール扮する主人公を始め、型破りだが爆破や狙撃などそれぞれの得意分野に秀でたハミ出し者部隊が大暴れします。肉弾戦や銃撃戦はもとより、潜水艦戦やヘリでの潜入作戦など、陸・海・空を舞台にした大スケールのアクションが見ものですかね。監督は「ジル・リップス」のアンソニー・ヒコックス、共演にはヴィニー・ジョーンズにウィリアム・ホープ、アリソン・キングなどです。
南米ウルグアイの米国大使館で、護衛のはずのシークレット・サービスたちが大使を射殺し、後に互いの頭を撃ち合って自害するという衝撃的な事件が起こった。米CIAは、事件の鍵を握る男・レイダー(ニック・ブリンブル)の追跡を開始するが、投入した特殊部隊が返り討ちにあい、捕虜となってしまう。やむなく政府は、行き過ぎた独断行動で収監されていた元海軍のエリート、コーディ(スティーヴン・セガール)を召還し、自由と大金と引き替えに事態の収拾を命じる。コーディは同じく収監中だった仲間たちを引き連れ、レイダーの組織壊滅と捕虜奪還に乗り出した。
『沈黙シリーズ』で日本でもすっかりお馴染みのスティーヴン・セガールルの、娯楽マーシャルアーツ・アクション映画です、彼も関係なくても主演作に『沈黙』とつけられてしまいますよね、最初のヒット作が『沈黙の戦艦』でしたからね。 セガール演じる元海軍のエリートが服役中の元部下の特殊舞台を率いて、有能な兵士たちを洗脳し殺人マシーンに変貌させるテロ組織の壊滅に乗り出します。 圧倒的に肉体派ですが少し知的なイメージも漂わせるスティーヴン・セガールが、今回も陸・海・空を舞台にハードなアクションを披露してくれています、セガールのアクションは合気道のせいか本当に強そうなのがいいですよね。 今回もどうしようもなく強いセガールは元エリートの『海軍兵士(本当にハリウッドは海軍好きですね〜)』を演じていて、マインドコントロールされた優秀な兵士たちと戦います、今回は映像的にもかなりB級チックでありましたが、何時ものセガールの映画らしくそれなりに面白い作品になっていました。 敵の1人に『エイリアン2』の”チキン”でお馴染みのウィリアム・ホープがでていました、どうしても『エイリアン2』の影響が強いからか、今回も大したことない奴だなぁと思ってしまいます、結構重要な役でしたが。 ヴィニー・ジョーンズもセガールの大事な隊員のヘンリーを演じていました、もはやこの人は元サッカー選手ではなくて、立派な”俳優”さんになってますよね。 「アクセル」のロルカ役のアリソン・キングも出ていました、やっぱり今回は”沈黙”シリーズとは無関係でしたね、セガールの見物のアクションもかなり控え目でしたかね。 でもまぁ面白かったですよ、ラストもセガール作品としては少しひねった感じでしたかね、なかなか小品でしたが面白かったです、お勧めします。 |