 | 犯罪者を護送する刑事が道中で危険を共にするうち、つい犯罪者と仲良くなり……というストーリーラインは新味がないですが、大都会NYならではの雑多な風景の中、いつ誰が襲ってくるか分からないスリル。 実は意外な横顔がある主人公を、「ダイ・ハード」シリーズの時よりぐっと渋く演じるブルース・ウィリス、護送される犯罪者を人間臭く演じる「銀河ヒッチハイク・ガイド 」のモス・デフや「 交渉人」のデヴィッド・モースらの魅力、リチャード・ドナー監督(「リーサル・ウェポン」シリーズ)の演出、そして予期せぬ展開が絡み合い、見ごたえたっぷりなサスペンス活劇の佳作に仕上がりました。
NY市警のジャック・モーズリー刑事(ブルース・ウィリス)は、かつて捜査中の事故で足を負傷、今では酒浸りの冴えない日々を送っていた。夜勤明けのある日、彼は上司から証人エディ・バンカー(モス・デフ)を16ブロック先の裁判所まで護送してほしいと頼まれる。15分もあれば終わる仕事と説得され渋々引き受けたジャック。ところが、車で移送する途中、エディが何者かに襲われる。間一髪でエディを助け出したジャックは、バーに身を潜め応援を要請する。しかし、そこに現れた同僚刑事フランク(デヴィッド・モース)の口からは、意外な事実が告げられるのだった…。
巻き込まれ男の帝王"ジョン・マクレーン"ことブルース・ウィリスが、冴えないニューヨーク市警の刑事に扮して、僅か16ブロック先(約1.6キロ)の裁判所に証人を護送するだけの間に、事件に巻き込まれる男を演じています。 巻き込まれ型刑事の主人公にはブルース・ウィリスは良く似合いますね、今回も夜勤明けで非番になる寸前に上司に見つかり、無理矢理簡単な仕事だからと任務を任されます。 飲んだくれで足が悪いジャックをブルース・ウィリスが演じるのですが、少し髪がある役なんですがこの方がいいですね、無くてハゲだと似合いすぎてカッコ良くなって出来る刑事丸出しになってしまいますから。 仲間や元相棒のフランク(デビッド・モース)ら悪徳警官を、起訴するために命を懸けてエディ(モス・デブ)を守るのですが、このジャックとエディはいいコンビでしたね、ニューヨークの16ブロックを逃げ回ってました。 途中で『遊戯王』というゲームの題名を、エディ(モス・デブ)やアジア系のおじさんが言うのですがそんなに有名なゲームなんですかね?? デビッド・モースには「グリーン・マイル」の看守のような、ベビー・フェイスを演じて欲しいのですが顔が恐いからか最近は悪役ばかりですね、ちょっと寂しいです。
ラストに一般のバスを乗っ取って立てこもるのですが、そこからの展開が見物でした、なかなかの作品になっていると思います、お勧めします。。 |