 | ビデオゲームのヒット作を基にしたホラーアクションの第2弾です、一弾目の「ハウス・オブ・ザ・デッド」の続編になりますがその面白さは倍増したように感じました。 今回は大学を埋め尽くすゾンビの大群と特殊部隊との死闘が展開されています、「ハウス・オブ・ザ・デッド2」単独でも楽しめますが、ゲーム版の悪役でもあったキュリアン博士の登場や(僕は知りませんでしたが・・・・)映画版前作の生存者である女性が重要な役割を持って再登場するなど、ファンならもっと楽しめる仕掛けも用意されていました。 監督は「 銃撃犯 」のマイケル・ハースト、主演はTV「ヤング・スーパーマン」の女医ヘレン役や「 ソウ2 」で知られるエマニュエル・ヴォージアが、主人公の勇猛な女性特殊部隊員を好演していました。共演は「スターシップ・トゥルーパーズ2」のエド・クインや「デビルズ・リジェクツ」などの個性派俳優シド・ヘイグ、「 プレシディオ殺人事件 の」のヴィクトリア・プラットなど。
大学内で密かにゾンビのDNAから死者を復活させる研究を進めていたキュリアン博士(シド・ヘイグ)だったが、実験は失敗し、暴れだしたゾンビが大学内にさまよい出て次々と生徒たちを襲いはじめた。ゾンビはゾンビを生み、キャンパス内はたちまち死者の群れであふれ出した。この事態に対し、政府は空爆と特殊部隊の投入を決断する。部隊は空爆開始までの限られた時間の中で生存者を救出し、さらにゾンビ化抗体ワクチンを作るために必要な最初のゾンビの血液を採取しなければならない。ナイチンゲール(エマニュエル・ヴォージア)、エリス(エド・クイン)ら精鋭チームは、わずかな人員で圧倒的な数を誇るゾンビの大群に突入してゆくが…。
これはナカナカ面白いゾンビ映画でした、「ハウス・オブ・ザ・デッド」の1と比べると雲泥の差がありましたかね? まずゾンビが「ハウス・オブ・ザ・デッド1」と違って走らなくなったのがいいです、ゾンビさんにに素早い動きで来られるとそれだけで見る気がなくなりますからね、あんなに強いゾンビが素早く走られたら勝ち目はないですからね。 つくりも少し軽妙になったというか、『バタリアン』に似ていましたかね?こちらが『バイオ・ハザード』の映画化作品と言っても、いいかもしれませんね。あちらはミラ・ジョボビッチにシェンナ・ギロリーが出ていてあの程度だったことを考えると、これだけの役者さんでよくこれだけのものを作ったと思います、メイクなんかもこのくらいでいいと思います。 ただ一流のB級ゾンビ映画と言ったトコロなので、「ゾンビ」や「ゾンゲリア」と比べてしまうと物足りなさもありましたが、前作の「ハウス・オブ・ザ・デッド」とは全然デキは違うと思います。 ジョーダン・キャスパー(エリー・コーネル)が前作から続き重要な役で出ていますが、エリー・コーネルも本人じゃなくても分からないような役でしたが、「ハウス・オブ・ザ・デッド」の1を見ている人には良かったかもしれませんね。 主役の二人ナイチンゲール(エマニュエル・ヴォージア)とエリス(エド・クイン)も良かったです、あの中途半端に強くて賢いのがいいですね、ヘンソン中尉役のビクトリア・プラットも良かったです、生き残るだろうと思われて生き残るのもいいです。 僕はゾンビ映画はかなり見ていますがゾンビを"〜世代"と別けて分類し、"ゼロ世代"という"オリジナル・ゾンビ"の血液から血清をつくるというアイデアは、結構斬新でしたかね、”無謀”と言ったほうが正しいかも・・・・・。 特撮やメイクがチャチいだとか、爆弾や部隊がお粗末だとか言われているようですが、十分”一流のB級ゾンビ映画”として楽しめました、ああいうラストもゾンビ映画としてはお約束です。 お勧めします、前作「ハウス・オブ・ザ・デッド1」よりは段違いに面白いと思います、お勧めします。 |