 | ダイアン・キートン、サラ・ジェシカ・パーカー、そしてクレア・デインズという豪華キャストが出演する、家族のドラマです、ラブ・ストーリーでもあるかな? 「彼氏彼女の実家訪問」という、誰もが一度は経験する人生の“関所”通過ストーリーです。テレビドラマにあるような、想像する最悪なシチュエーションが全て描かれていて、これを映画にするの?と思うようなセリフやシーンが前半は続くのですが、それが終盤に投げかけられるメッセージへとつながっていきます。 家族の会話、特に口喧嘩シーンはリアリティが必要とされていて、そこで演技者の力量が試されています。 ラストは自分探し映画の割には「こんなのあり?」と言いたくなるようなラストでしたが、本当の幸せというのは案外こんな形で実現されるものかもしれないですね。 上記3人の他にもレイチェル・マクアダムスやダーモット・マルロニー、ルーク・ウィルソンにクレイグ・T・ネルソンなども出演しています。
ニューヨークのマンハッタンで働くバリバリのキャリアウーマン、メレディス・モートン(サラ・ジェシカ・パーカー)。恋人は、優しくて仕事も出来る理想の男性エヴェレット・ストーン(ダーモット・マルロニー)。クリスマス休暇を前に、メレディスはエヴェレットの実家に初めて招かれる。年に一度の休暇を一緒に過ごすため、ストーン家には家族が次々と集まってくる。ところが彼らは一様に自由奔放で何ごとも気軽に話し合うオープンな性格で、堅物で神経質なメレディスとは何もかも対照的。互いになかなか馴染めず、家の中には気まずい空気が立ち込める。そこで、事態の打開を図ろうと、メレディスは妹のジュリー(クレア・デインズ)を呼び寄せるのだが…。
サラ・ジェシカ・パーカーとクレア・デインズだったら、やっぱりクレア・デインズをとるだろうな・・・・というような簡単な事ではありませんね。 サラ・ジェシカ・パーカーが、空気の読めない女の子を好演していました、サラ・ジェシカ・パーカーは「 SEX AND THE CITY 」で自信が付いたせいか、本当に演技が上手になりましたね。 ダイアン・キートンもおおらかだけれど言いたい事はハッキリという、歯に絹着せぬ母親をこれまた好演してました、すでにオスカーも獲得している大女優ですが、本当に色々な作品で僕等を楽しませてくれていますね。 クレア・デインズは演技も上手くなったけど綺麗な女性に成長しましたね、ハリウッドでは若いうちから成功すると、将来は道をそらすかガッカリな成長を遂げる人もいて大変ですからね。 レイチェル・マクアダムスはなんか最近良く見かけるんですが、「ホット・チック」で注目されて良かったですよね、今回もいかにも性格はいいんだけどちょっと兄の恋人に意地悪する、末の妹を熱演していました、「ステイ」に出ていたエリザベス・リーサーが、しっかりした姉妹を演じていましたね。 最近のアメリカの映画は離婚や麻薬は当たり前で、”ゲイ”というものも良く出てきますね、最近も立て続けに観たような気がします。 少しラストの展開がちょっと急過ぎる気がしましたが(映画の中でもそう言ってました)、コメディ映画だしこういう展開もありかなと思ったら、なんだかとても素晴らしい映画に思えてきました。 ルーク・ウィルソンはちょっと太っていたけどこの映画のためかな、派手な兄のオーウェン・ウィルソンの陰に隠れがちですが結構いい役やっているんですよね、今回は「 チャーリーズ・エンジェル 」シリーズや「キューティ・ブロンド 」シリーズとは違った野性味溢れる男性を見事に演じていました。 んでダーモット・マルロニー、彼は非常に二枚目ですが良くも悪くもこういう役がついて回りますよね、カッコよくて真面目なインテリ像にはピッタリですものね。 こういった似た役ばかり依頼が来るでしょうが、こういう役ってあまり出来る人がいなさそうなので貴重かもしれません、少し可哀相な気もしますが。 もう少しエヴェレット役のダーモット・マルロニーが、ジュリー(クレア・デーンズ)と互いに惹かれあう時間やこちらを納得させてくれる、何かが欲しかった気がしました。 どう考えてもエヴェレットがあんなに大切にしていたメレディス(サラ・ジェシカ・パーカー)から、あんなに簡単に妹に乗り換える(多少の紆余曲折はありましたが・・・・・)ハズがないと思ってしまいます、メレディスとベン(ルーク・ウィルソン)の方はなんか納得できましたが・・・・・・。 メレディスがエヴェレットの机の上に飾ってあったある写真を、大きくしてストーン家の皆にプレゼントする場面があるんだけど、あのシーンはとても素晴らしかったです、この映画最高の場面であり最も良いストーリーだと思いました。 お勧めします、クリスマス映画なのでクリスマスの季節に観るともっといいと思います、こんな真夏に放送したWOWOWを恨みます。
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