 | 30年前パサディナで物議を醸し出し、後に映画化された小説「卒業」のモデルが、自分の母と祖母だった?! そんな奇想天外な設定を通じ、結婚前に揺れ動くオンナ心を描いたラブストーリーです、”マリッジ・ブルー”を題材にした作品は珍しくは無いですが、それにあのマイク・ニコルズの「卒業」が加わったとなると、こちらも期待してしまいました。 ジェニファー・アニストンが演じたヒロインはとてもキュートでした、ブラピは馬鹿だなぁと思う反面、アンJなら仕方ないかなとも思います、でもやっぱりジェニファー・アニストンはいい女です。 脇役も主役を喰うほど魅力的です、その昔、娘の恋人を誘惑したサラの祖母・キャサリン役を、「イン・ハー・シューズ」でも好演していた”さすがの存在感”で演じるシャーリー・マクレーン。祖母と母が関係を持った男だと分かっているのに、サラが思わずヨロめいてしまうのも納得のステキなおじさまボー役に、「 ダンス・ウィズ・ウルブズ 」のケビン・コスナー。他にも”カメレオン俳優”のマーク・ラファロにミーナ・スヴァーリ、リチャード・ジェンキンスにクリストファー・マクドナルドなどです。 オスカー女優のキャシー・ベイツをも、こんなに贅沢に使っている映画を初めて観ました。 監督は「スタンド・バイ・ミー」や「アメリカン・プレジデント 」のロブ・ライナー、駄作を作るわけはありません!! 結婚適齢期の女性はもちろんのこと、映画『卒業』が青春だった世代や大好きな人にもたまらない作品となっています。
ニューヨーク・タイムズの死亡記事欄を担当しているサラ(ジェニファー・アニストン)は、恋人ジェフ(マーク・ラファロ)からのプロポーズを受け入れたものの、自分の将来を思うと不安でいっぱいに。ある日、妹の結婚式に出席するため故郷パサディナへと帰ってきた彼女は、そこで両親の結婚にまつわるある噂を耳にする。どうやら、サラの家族は、映画にもなった小説『卒業』のモデルらしいのだ。サラの亡き母が結婚式直前に連れ去られた花嫁で、サラの祖母キャサリン(シャーリー・マクレーン)が主人公の青年を誘惑したミセス・ロビンソン。そこでサラは、両親の結婚の謎を探るべく、かつて母を連れ去った男性ボー(ケビン・コスナー)を見つけ出し、直接話を聞こうと思い立つのだが…。
今2時間近くかけた作品が、途中で全部消えました、やる気が一気になくなったので後で書けたら書きます・・・・・。
”マリッジブルー”+傑作映画「卒業」といってしまえばそれだけですが、この二つが結びつくとこんなに面白い映画になるのかと、感心いたしました。 「卒業(原題がTHE GRADUATEなので、直訳に近いですね)」という映画が、オスカーの監督賞しか獲っていないのが不思議なくらいですが、その「卒業」を上手く”マリッジブルー”と絡ませると、こんなに面白いラブ・コメになるんですね、これぞ”脚本の勝利”と思わせてくれる映画でした。 サラ(ジェニファー・アニストン)は恋人ジェフ(マーク・ラファロ)のプロポーズを受けたものの、なかなか”結婚”という二文字にたどり着けないでいます、そんな彼女に「真実の噂に基づいた」という映画「卒業」のモデルの家族がが実在して、その家族が自分達の家族の事ではないかと疑い始めて・・・・・、といったお話でした。 とにかくサラを演じたジェニファー・アニストンが良かったですね、凄く表情豊かで楽しそうにサラを演じていました、こういったラブ・コメは本当に上手いですね、ブラピもバカですよね(アンJは悪くありません・・・・)。 それから傑作「イン・ハー・シューズ」では、キャメロン・ディアスとトニ・コレットのお祖母ちゃん役をやった”ベイティの姉”シャーリー・マクレーンが、コミカル度満載で”ミセス・ロビンソン”のモデルかもしれないサラの祖母キャサリン役を演じていました。 この人が”ラブ・コメの主役”だったころの映画も観ていますが、とうとうこういった役が板についてきはましたね、今回のような”ミセス・ロビンソン的”な役はハマリ役ですね。 ”カメレオン俳優”のマーク・ラファロも、今回は僕の一番好きな役回りの「ハッピー・フライト」的な役でした、こういった”根っからの好青年”といった役の方が、「夫以外の選択肢」や「 エターナル・サンシャイン 」などの役よりもマーク・ラファロには似合うと思います。 そしてケビン・コスナー、「 ダンス・ウィズ・ウルブズ 」でオスカーを総ナメにしてからもう15年以上が経つんですね、少し太ったけどやっぱりコスナーはカッコ良かったです。 僕は「 ラブ・オブ・ザ・ゲーム (メロ・ドラマの傑作です)」や「ティン・カップ」のケビン・コスナーが大好きですが、「 ポストマン 」は何回チャレンジしても最後まで観られません。 ここでのコスナーは少し太ってはいましたがカッコいいコスナーでした、役も彼にピッタリの役だったと思います、今回のコスナーはとても素敵でした。 「スタンド・アップ」に出ていたリチャード・ジェンキンスが、ここではサラの父親役をやっているんですが、「スタンド・アップ」の時のように最後にとてもいいセリフがあります、サラに語りかける姿には説得力のようなものがありました。 キャシー・ベイツやクリストファー・マクドナルド、ミーナ・スヴァーリも素敵でした、お勧めします。 「流石ロブ・ライナー」と思える作品でした、「卒業」でも使われていたサイモン&ガーファンクルの歌もいいです。 |