 | 1983年に実話を元に製作され、日本全国を一大ブームに巻き込んだ同名作をディズニー・スタジオがリメイクした作品です。 壮大な雪原に吹きすさぶブリザードにオーロラなど、自然の脅威と美しさをたっぷり堪能できる作品になっていました。南極でたくましく命をつなぐ様子を演じた、犬たちの役者っぷりにも感動できました。 主演は、撮影現場に愛犬を連れてくるほどの犬好きだというポール・ウォーカー、やっぱりブラピを抑えて”カッコイイ金髪男”1位になるだけのことはありますね。 他にもブルース・グリーンウッド や『アメリカン・パイ シリーズ』のジェイソン・ビッグス、ムーン・ブラッドグッドなど。 監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『シックス・センス』など名だたる大作のプロデュースを手がけ、雪山を舞台にした『生きてこそ』を監督したフランク・マーシャル。ちなみに『リトル・マーメイド』では悲劇的な童話をハッピーに仕立て上げたディズニーだけに、本作もオリジナル版よりも・・・になっていました。
アメリカ科学財団の南極基地。ここで働く一流の南極ガイド、ジェリー・シェパード(ポール・ウォーカー)。彼はパートナーである8頭の犬ぞり犬とともに様々な困難や危機を乗り越えてきた。ところがある日、南極が記録的な天候悪化に見舞われてしまい、ジェリーやマクラーレン博士(ブルース・グリーンウッド )、ケイティ(ムーン・ブラッドグッド) やクーパー(ジェイソン・ビッグス )らスタッフは基地から強制退去を命じられる。“すぐに後続隊がやってくる”と説得され、犬たちを残したまま南極を後にしたジェリー。しかし悪天候は予想以上に長引き、1週間後、犬たちは意を決して首輪を切り離すと、真冬の南極の大地で生き延びる道を求めて前へと歩み始めるのだった。
丁寧なつくりは好感が持てましたが、ラストもそうですが全体的なつくりは内容が薄まってしまっていたように感じました、オリジナルの「南極物語」の方が良かったと思います。 さすがの美男子ポール・ウォーカーに遅れてきた新人ムーン・ブラッドグッド、クワセ者のジェイソン・ビッグスや最近ノってるブルース・グリーンウッドなど、芸達者が揃ったこの作品でしたが、オリジナルの臨場感やヴァンゲリスのあのテーマ曲には敵わなかったように思いました。 犬が置き去りになってポール・ウォーカーがなんとか助けに行こうとするのですが、高倉健さんや渡瀬恒彦さんの演技ほど、こちらの胸まで熱くさせられる様な思いはしませんでした。 いかにも”アメリカ的”なラストは色々な意見があると思いますが、タロとジロだけが生き残った日本版の方が感動しましたね、殆どが想像だだた犬だけの氷海のシーンも、日本に軍配があがると思います。 ですが ジェイソン・ビッグスもまぁまぁ面白かったですし、 ムーン・ブラッドグッドもこれから大作が待っている新人と女優さんです、日本の「南極物語」と比べてみるのもいいでしょう、お勧めします。 |