 | アントニオ・バンデラスが正義のヒーローを演じて、華麗な剣さばきを披露した娯楽作「マスク・オブ・ゾロ」の、7年ぶりの続編です。 アメリカとメキシコの米墨戦争の結果、カリフォルニアがメキシコからアメリカに割譲、併合された歴史的事実が背景にあることが、物語にリアリティを与えて良い味付けになっているのでしょうね。 1作目同様、旦那に負けず大活躍の嫁=キャサリン・ゼタ=ジョーンズの活躍は勿論の事、父の素顔を知らずとも英雄の素養が備わっている息子=新星アドリアン・アロンソの活躍ぶりにも注目です。ルーファス・シーウェルも最近の彼の決まり役で、この映画に味付けしています。 まぁこの映画が言いたいのは、「最後に勝つのは“家族愛”なのだ」ということでしょう。
カリフォルニアがアメリカ合衆国への仲間入りをしようとしていた1850年。民衆の自由獲得を機に引退し、家族を愛する男=アレハンドロ(アントニオ・バンデラス)に戻ることを決意した正義の男・ゾロ(これも勿論アントニオ・バンデラス)の前に現れたのは、アメリカ滅亡を企む秘密結社だった。そのリーダー・アルマン伯爵(ルーファス・シーウェル)は邸宅に“秘密兵器”を集積し、作戦を決行する機会を窺っていた。やがてアルマンの陰謀に気付いたゾロだったが…。
しかしなんであんなに"アントニオ・バンデラス"はカッコよくて、キャサリン・ゼタ=ジョーンズはゴージャスなんですかね、この2人の活躍ぶりを見ているだけで、この映画を見る価値はありますね。 この2人の映画だと言い切ってしまってもいいですが、その風貌のせいか「 ダークシティ」の頃のような役はまずやることのない、ルーファス・シーウェルも最近のハマリ役といった感じの役で頑張ってくれています。 また「 ダークシティ」の頃のような主役や、いいものの役を見てみたいですね、顔が恐くて"悪人ヅラ"でも、”悪人顔大魔王”ショーン・ビーンのように一度いい役で強烈なインパクトを与えると、立て続けにいい役ばかりが舞い込んでくることもありますからね。 「マスク・オブ・ゾロ」の7年ぶりの続編と考えると、時代背景なども考えられていてよく出来た方だと思っています、なんか「ワイルド・ワイルド・ウェスト」らもちょっと感じが似ていましたかね。 ヒスパニック系のカッコイイ息子は、皆"ホアキン"て名前かよ!?とも思ってしまいましたが、こういったエンターテイメント作品には子役の奮闘は欠かせませんよね。 カッコいい"アントニオ・バンデラス"と艶やかな"キャサリン・ゼタ=ジョーンズ"の魅力に頼った映画ではありましたが、結構楽しませてくれましたよ、お勧めします。
|