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「妖怪大戦争」をお勧めします。

1968年のリメイクです、基本的には。

画像:youkai01.jpg説明
河童に天狗、一反木綿に雪女…。日本人なら誰もが知っている、怖いようで愉快な妖怪たちが大集結する冒険ファンタジーです。
「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるを始め、荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆきという当代随一の作家陣がプロデュースチーム「怪」を結成し、68年の妖怪映画「妖怪大戦争」を基に原案を作成。鬼才・三池崇史監督が映画化した、痛快冒険ファンタジー作品です、三池監督が企画段階から参加したことでも話題を呼んでいるそうです。
主役はダコタ・ファニングやオスメント君にも負けない、”日本の天才子役”神木隆之介。神木隆之介演じるタダシの祖父役の菅原文太や宮迫博之 、魔人・加藤保憲役の豊川悦司もさすがの存在感を放っていますが、やはり注目は妖怪たちですね。近藤正臣や阿部サダヲや竹中直人、栗山千明や石橋蓮司や主題歌・挿入歌を井上陽水と歌った忌野清志郎など、そうそうたる顔ぶれが特殊メイクで登場する。なかでもナイナイ岡村隆史の変身ぶりは、本人とわからないほどでした。
三池崇史監督の手腕が光る、大人も大満足の娯楽作に仕上がっています。


 今年10歳になるタダシ(神木隆之介)は、両親の離婚により母と鳥取にやってきた。しかし最近ボケ気味の祖父俊太郎(菅原文太)には翻弄され、クラスメートにもなじめていない。そんなある日、夏祭りで「世界に平和をもたらす正義の味方」麒麟送子に選ばれたタダシは、なんと妖怪の姿が見えるようになってしまう。同じころ、人間に深い恨みを持つ魔人・加藤保憲(豊川悦司)は、捕獲してきた日本古来の妖怪と怨霊を混ぜ合わせ、新種の悪霊“機怪”を作り出し、世界壊滅を目論んでいた…。



 ナカナカよく出来た”妖怪”映画だと思いますよ、僕前作となったオリジナルの「妖怪大戦争」も何度か見ていて好きなんですが、大分アレンジされていましたね。全くの別モノと言ってもいいほど、違った作品になっていました。
68年の作品は4000年の眠りから覚めた、ダイモンという西洋の妖怪が生血を求めて暴れだし、日本の妖怪軍団が人間と力を合わせて闘うというモノだったと思います。
もっと妖怪一人一人の存在が大きくて、大きく取り扱われていたような気がします、でもそこは『ゼブラーマン』の三池監督、物質至上主義の現代社会に皮肉っぽく切り込んで現代風にアレンジして、一大エンターテイメントに仕上げていました。
前作よりも人間に焦点を当てて、「世界に平和をもたらす正義の味方」”麒麟送子”に選ばれた神木隆之介演じる「稲生タダシ」と、猩猩や川姫やカッパの川太郎らが力を合わせて、魔人・加藤保憲と闘います。
しかし岡村隆史の「小豆洗い」、だれが演じているのかと見ていましたが良かったですね、大した力も無いくせによく出てくるなぁと思ったら・・・・。
前作の「妖怪大戦争」とは全く違っていて、もう少し妖怪達にスポットを当てても良かったのではと思いましたが、大人も楽しめる楽しい映画になっていました、お勧めします。