 | スティーヴン・セガールが主演だけではなく製作、原案、脚本の4役を務めたという“極太”の任侠アクション映画とのことです。“極太”の任侠アクション映画かどうかは分かりませんが、きれいな日本語と日本人の俳優さん達がハリウッド映画で見られるのは、気分がとてもいいです。 いつもの拳銃を封印し、手にしたのは日本刀!殺陣あり、マーシャルアーツあり、おまけにセガールの映画では珍しい”ラブシーン”までありました。 それに…、日本に住んでいた頃に話していた関西弁を駆使して、心なしかいつもより生き生きと楽しげに演技しているようにも見えました。 そんな“極太さ”はセガールだけじゃありませんでした、”ミスター悪人顔inジャパン”の大沢たかおが悪役を嬉々として演じているし、寺尾聰や伊武雅刀、栗山千明の怪演ぶりも見逃せません!
不法入国の外国人の一掃を掲げる都知事候補が射殺された。東京の下町で育った伝説のCIAエージェント、トラビス・ハンター(スティーヴン・セガール)は、早速捜査に着手する。殺害を仕組んだのは新興暴力団を仕切る黒田(大沢たかお)と、彼と手を組んだチャイニーズマフィア。捜査の相棒を殺され、婚約者まで失ったトラビスは、黒田のもとへ殴りこみを決意する。任務の使命感と私怨が合体、トラビスの闘争本能は全開となって黒田に向けられた。
セガールは日本で暮らしていた事もあったし日本を良く知っていますよね、「ラスト・サムライ」もセガールが撮ってくれたらもう少し正しい日本史になっていたと思います、面白いかどうかは別にして。 だから映画の中でもキレイな日本語(関西弁)が飛び交うし、どうみても「お前はアジア人だろ!!」っていうような人が、聞くに堪えない日本語を話してくれているのは素晴らしいです。 ストーリー的には”日本の2時間モノの刑事ドラマ”と変わらない気もしますが、それをセガールら”ハリウッド”がつくったことに意義を感じてしまいます、僕セガール好きですし。 ウィリアム・アザートン が出てきた時点である意味勝ちでしょ、栗山千明 も”キル・ビル”以降の”決まり役”に毛が生えた程度でしたが、結構好きな豊原功補 が結構いい役だったし、”4代目ジェットストリーム”の伊武雅刀さんも渋かった!! 山口佳奈子 さん演じるナヤコに、セガールがプロポーズした時点で”この人死ぬな”って思いましたが、セガールの”日本が好き”という気持ちは伝わってきました。 娘の藤谷文子チャンも、”ガメラ”で沢山出てました、お勧めします。
しかし日本語ってやっぱり聴き辛い、もっと俳優さん達声張ってくんないと。
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