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「宇宙戦争」をお勧めします。

トム君にダコタ、頑張ってましたねー。

画像:war01.jpg説明
希代のヒットメイカー・スピルバーグの本領は、感動やヒューマニズムではなく、パニックやショッカーの分野でこそ発揮されてきたようなきがします。
つうかこの監督スピルバーグって人の凄さは、「これはオスカー用」で「これはエンターテイメント用」と、映画を作り分けられてしまえるところなんですよね、そこが頭にくる時もありますけど。
まぁ才能と言ってしまえばそれまでなのでしょうが、あんまり露骨に「これは賞レース用」「これはファミリー向け」とかはやってほしくはないですね。 
でも『激突!』のタンクローリーや『ジョーズ』の巨大鮫、『ジュラシック・パーク』の恐竜に『E.T.』のエイリアン(E.T.)、『プライベート・ライアン』の戦車など、スクリーンに得体の知れぬ恐怖が現出するとき、彼の鬼才は一気に最高潮に達して、観客を“未知との遭遇”へと誘ってくれます。
その巨匠が「リアルで恐い、本物のSF映画を作るときが来た」として取り組んだパニック・スペクタクルが、このH.G.ウェルズの名作をリメイクした「宇宙戦争」でした。
主演は最近『M:I-3』がコケて奇行ぶりなどが原因で、パラマウント映画が彼を一方的に解雇、しかし今はMGMと契約しているトム・クルーズ。奥さんのケイティ・ホームズともいまだアツアツで、2006年の4月には初めての実子の女の子スーリちゃんをもうけた。
そして共演には『アイ・アム・サム』などの天才子役・ダコタ・ファニング、「ショーシャンク」のティム・ロビンスや「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのミランダ・オットーなども出ています。


 アメリカ東部のニュージャージーに暮らすレイ(トム・クルーズ)は労働者階級のごく平凡な男。別れた妻メリー・アン(アルフィーじゃなくてミランダ・オットー)との間には息子のロビー(ジャスティン・チャットウィン )と娘レイチェル(ダコタ・ファニング )がいた。そして子どもたちとの面会の日、その異変は何の前触れもなく唐突に訪れた。晴天だった空が突如不気味な黒い雲に覆われると、吹き荒れる強風の中、激しい稲光が地上に達し、地面に巨大な穴を空ける。すると大地が震え、地中で何者かが激しくうごめき始めたのだった。その光景を呆然と見つめていたレイ。町が次々と破壊され、人々がパニックに陥る中、レイは子どもたちのもとへ駆けつけ、彼らを守るため懸命に奔走するのだった。


これ特撮は「スター・ウォーズ」シリーズでお馴染みの、ルーカスの工房ILMが担当しているんですよね、序盤から凄いシーンが連発されてて圧倒されました。
あんまり”トムとダコタが親子役で共演!!”て言われていたから、二人の親子かと思ったらダコタのお兄さんも出てきました。
それほど重要な役だとは思いませんでしたが、チョイ役でもありませんでしたね、ちゃんと紹介してやれよな、宣伝部。
ティム・ロビンスも最初は”デブのオッサン??ティム??”っていうくらい太ってた、役柄なんでしょうが少し分かりにくかったかな??
最後で確認しちゃいましたもん、エンド・ロールで。
一言で言うと”つまらなかった”かな??
駄作ではないし凄くマジメに作られていました、特撮も見事でしたが・・・・・、つまらなかったな。
スピルバーグはコレまで優秀な”エイリアン作品”を作って来ましたよね、この作品はスピルバーグにとってはじめての『友好的ではない』エイリアン作品となりましたが、友好的なエイリアン作品作りに熱中していたほうがいいかも・・・・。
ラストもあっけないと言うかひねりがないと言うか、もうちょっとワンパンチ欲しかった気がします。

つまらなくはなかったけど、あんまり面白くもなかった気もします、とりあえがお勧めしときますが。