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「ボウリング・フォー・コロンバイン」を観ました。

これは

画像:bowlingfor.jpg説明
ついに「ボウリング・フォー・コロンバイン」を観ました、マイケル・ムーア、やりますね。
彼の作品(監督デビュー作など)も観ましたが、一貫して弱者の目から見た強者を撮っていました。
実に分かりやすく、今のこの世の中の性状が手に取るように分かったような気がしました。
本当にアメリカという国は何時も何かに怯えています、この映画でムーアは実に分かりやすく描いてくれています。
黒人の男性が暗がりで黒い財布を取り出そうとして、警官に射殺されました、理由は銃に見えたからだそうです。ムーア監督は事件を起こした警察署の前で黒人のビジネスマンらに、「黒人の黒い財布はおまわりさんに銃と間違えて撃たれるといけないから、捨てて燃やしてしまいましょう」といって財布をドンドン取り上げて燃やしてしまいます。
さらにムーアはカナダに行きます、カナダはアメリカ以上に銃が簡単に手に入るそうです、が銃による殺人事件は殆ど皆無とのこと。そして人々は平気で家を開けっ放しにしています、鍵は全くといっていいほどかけません。
そんな物語を織り込みながら、いかにアメリカ(特に白人社会)人が心配性で、黒人や誰かを敵とみなして攻撃でもしていないと、不安でたまらないのだろうと結んでいます。
この映画は"お勧め"ではなく、"観るべき映画"だと思います。