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「ブラザーズ・グリム」をお勧めします。

凄い映像美でした、流石テリー・ギリアム。

画像:bgrimm01.jpg説明
テリー・ギリアム監督、7年ぶりの新作がついに登場いたしました。奇妙でシュールな世界を描かせたらピカイチのギリアム監督に、グリム童話という題材はぴったりでした。
僕はてっきり実話だと思っていましたが、どうやらグリム童話を小ネタに使ったオリジナルの作品みたいです。ギリアム監督らしく、美しい映像をしたなかなか楽しい作品に仕上がっていました。
呪われた森を舞台に、ヘンゼルとグレーテルや赤ずきんちゃんなどお馴染みのキャラクターも取り混ぜて、独自のファンタジーを生み出しています。現実主義の兄、ウィルを演じるのは「ふたりにクギづけ」のマット・デイモン。夢見がちな弟、ジェイコブには「ブローク・バック・マウンテン」のヒース・レジャーと、今とても人気と実力のある二人が組みました。兄弟というイメージには合わないような組み合わせですが、愛と絆で結ばれたパートナーシップをコミカルに演じています。
そして、事件の鍵を握る塔の女王を演じるのは、モニカ・ベルッチ。そうです、あの「イタリアの宝石」と呼ばれるにふさわしい輝きを放っているモニカ・ベルッチです、今回もメチャメチャきれいでした。
他にもアンジェリカ役にレナ・ヘディ、カヴァルディ役にピーター・ストーメア、その上司のデラトゥームに ジョナサン・プライスなど、キャスト面でも映像面でも、豪華なお伽話が楽しめる作品でした。


 ウィル(ヴィルヘルム、マット・デイモン)とジェイコブ(ヤーコプ、ヒース・レジャー)・グリム兄弟は、いかさまの魔物退治で賞金稼ぎをする旅を続けていた。しかし、ドイツの村で芝居がばれて、その地を支配するフランス将軍ドゥラトンブ(ジョナサン・プライス)に逮捕されてしまう。将軍はグリム兄弟に命じ、森で10人の少女が姿を消した事件の調査に向かわせた。猟師の娘アンジェリカ(レナ・ヘディ)をガイドに、森の奥深くに立つ塔にたどり着いたグリム兄弟は、その塔に伝わる女王(モニカ・ベルッチ)の逸話を知る。その頃、森に不気味な異変が起こり始めていた・・・・。


 これ、主役は兄ウィルのマット・デイモンになってますが、弟のジェイクのヒース・レジャーの方が目だってましたね。
なんか二人の組み合わせってといも”変”だけど、なかなか上手くやってました、マット・デイモンは一皮向けましたね、”ジェイソン・ボーン”を演じてからは。
アンジェリカ役のレナ・ヘディも頑張ってましたね、綺麗だったし強かったし。しかしやっぱり”イタリアの宝石”モニカ・ベルッチでしょ、美しすぎますよね。
一部では「年だから」なんて言われていますが、まだまだ綺麗で美しかったです、夢に出てきそうです。
ピーター・ストーメアは生き残って良かったな、あんまり言えませんが、僕この人も好きなんですよね。
結構ファンタジーしてました、流石にギリアム、映像は凄く綺麗でしたね、独特だったし。
ラストも”偏屈オヤジ”のギリアムらしからぬ終わり方、ナカナカ素晴らしいファンタジーでした、お勧めします。