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「カマキリな女」をお勧めします。

セシリア・ロス素敵でした。

画像:lucialucia.jpg説明
「オール・アバウト・マイ・マザー」で数々の映画賞を受賞した、セシリア・ロス主演のエロティック・サスペンスです。
セシリア・ロスは凄い美人というわけではありませんが、ここでも「オール・アバウト・マイ・マザー」のように、妖艶な魅力を振りまいています。
原題は「人食い男の娘」だそうです、「カマキリな女」の方がスッキリしていていいですね。
 良き妻である人生に疑問を抱くこともなかった40代も半ばのヒロインが、空港で突然姿を消した夫の捜索に奔走する中で、新たな生き方を見いだしてゆく物語です。
スペイン国内でベストセラーを記録した小説を映画化し、本国やメキシコなどで大ヒットを記録した注目作です。サスペンス要素ももちろんありますが、ヒロインと手助けを買って出た隣人たちとの交流が主軸として描かれ、良質のヒューマンドラマを見たような後味を残してくれるでしょう。

 バケーションをブラジルで過ごそうと計画したルシア(セシリア・ロス)とラモン(ホセ・エリアス・モレノ)の夫婦。だが途中、夫ラモンがメキシコの空港でトイレに立ったまま忽然と姿を消した。事件に巻き込まれたのか、それとも失踪か。ルシアは必死の捜索を続けるが、手がかりはまったくつかめない。そんな中、同じアパートに住む隣人2人が、彼女に手助けしてくれることになった。1人はルシアの親と同世代の老人フェリックス(カルロス・アルバレス=ノボア)、もう1人はミュージシャンの青年アドリアン(クノ・ベッカー)。ルシアは彼らとの共同作業の中で、やがて自分の人生を見直し始める。


 ラモンの救出のために皆集まっているのに、映画の中の三人も見ているこちらも、そんなことどうでも良くなります。ラモンの実態も明らかになってくるし。
誰かが、「くだらない。おばはんのご都合ファンタジー」だって言っていました、でも”奇妙な三人の微妙な三角関係”だと思えば、面白い映画だと思います。
ルシアがね、自分に恋をしている若いアドリアンに「熟すってどういうことかわかる?腐り始めるっていうことなのよ」という場面があります。
思わずドキッとしました、こんな素敵なセリフ、よく考えたと思います、お勧めします。